店舗・事務所OKの術
忍者の故郷として名高い、伊賀と甲賀。互いに独自の流派を築き上げ、その歴史を現代まで受け継いでいるわけだが、その2つの里に割って入るが如く名乗りを上げた街がある。大阪市は西区の「南堀江」だ。

忍者が活動しているとは到底思えない南堀江一丁目の一角に、その“屋敷”は存在する。南堀江というお洒落な街ならではの、最先端でクリエイティブな忍者屋敷を見ていただこう。ニンニン。

年季は入っているものの、すでに唯一無二っぷりが充満している共用廊下。屋敷ではなくマンションであることが確定しているが、それこそが“令和の忍者屋敷”だ。
無垢床×コンクリ×和室

扉を開けると一瞬で「こやつ、只者ではない、、!」という感覚に陥る。無垢材の床、コンクリ打ちっぱなしの天井、畳や障子といった和の要素。異素材が織りなすハイブリッドな空間が視界に広がるのだ。

この物件の監修を務めたのは、関西を代表する住宅建築家の一人である、無有建築工房の竹原義二氏。調べてみるとわかるが、建築界のすごい人だ。「忍者屋敷」とか言ってしまいソワソワしてきたが、次に行こう。


和室の手前の板間には、メタリック市松模様のふすま。からくり扉(ひっくり返って別の部屋に行けるアレ)にも見えたが、そこはしっかりとした押入れだった。この部分だけを切り取って「忍者屋敷」と言えるのかは甚だ疑問ではあるが、自分の感覚を信じて筆を進めたい。

ちなみに、事務所・店舗利用が可能な当物件。生活しながら作業が出来る個人事務所にピッタリだ。店舗は物販やサロンなど、飲食以外なら大体OK。外に開けた商売もいいが、予約制で忍びながらの業態も合いそう。民泊は厳禁。

障子を開け放つと出窓になっているので、腰を掛けながら敵の侵入を監視出来る、忍者には打ってつけの構造になっている。また、バルコニーは存在しないので、街を行き交うファッショ忍スタを眺めながら「南堀江のど真ん中に住んでいる」という優越感で気持ちを晴らしてほしい。

水回りキレキレ丸

キッチン横の障子を開けると、木に覆われた優しい印象のトイレ。リモコンウォシュレットというありがたいスペックだ。収納は多くはないが、いくつか配置されている棚板に配慮を感じる。

「住める事務所」を追い求めた結果がこのシャワールーム。忍法・浴槽カットの術だ。いつでも速やかに仕事に臨めるよう、必要最低限の設備にされている。タイパを最優先する、現代の忍者のあるべき姿と言えよう。

忍びたくない、なんて時は

バルコニー無しに悩む部屋干しキャンセル勢は、共用の屋上を使ってほしい。洗濯物だけではなく、心も洗える空間だ。「もう、忍びたくない」なんて時は開放感のある屋上で、空を見上げながら気分転換に叫んでみてはどうだろう。まさに「未成忍の主張」だ。
※大声を出してはダメです。心の中で叫んでください。

アクセスは、大阪メトロ四つ橋線『四ツ橋駅』徒歩5分。アメ村も難波も歩いて行ける、好立地中の好立地だ。
諸費用は、敷金2ヶ月分・礼金2ヶ月分の賃料共益費込み月額9.35万円。
先述の事務所・店舗利用可能に加え、事前に家主の承認を得ればDIYや内装工事も可能という条件付き。自由度の高い暮らしが手に入る。

オレンジストリートと堀江公園の間、泣く子も黙るお洒落タウンに現れたハイブリッド忍者屋敷・29㎡での生活or商売は、間違いなく唯一無二ンニンだ。
以上、渋井不動産でした。
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