なにわ筋線、絶賛工事中

今回ご紹介する物件があるのは、中之島の西側。HAYが入っている大阪中之島美術館や、プラネタリウムで有名な大阪市立科学館などが点在するエリアですが、大通りのなにわ筋を通るたびに思うのは、「めっちゃ工事してるやん」ということ。

2031年開業を目指す新たな地下鉄の路線、「なにわ筋線」の工事が現在真っ最中です。

なにわ筋線は、JR西日本、南海、大阪市などが共同で運営を行う予定で、大阪駅(うめきたエリア)から難波を繋ぎ、そこから関空まで一本で行けちゃうという、アクセス向上を図るために作られる路線です。
つまり、「陸と空の玄関口をスムーズに繋ごう!」というコンセプトがあるわけですね。

楽しみな気持ちと「早く工事終わってくれ、歩きにくいねん」と思いながら、なにわ筋を突き進みます。

ぽつーーーん。
お目当てのビルは工事現場のど真ん中にありました。

辺り一帯全く建物がない中に、唯一断固として立ち退かずに君臨するレトロビル。開発がどんどん進む大阪の街を、昔から見守ってきたその姿に凛々しさすら感じます。

現在、建物の周囲には仮歩道が設けられていますが、10月には工事が一段落し、仮歩道は取り払われる予定だそうです。

未来を見据える11坪

エレベーターで3階にやってきました。
現れたのはL字型の11坪。ビルに入っているテナントは、1階を除いて全て事務所利用。飲食やサロンなどは不可です。
ちなみに以前は、ホテル内にある衣裳屋さんの作業場として使われていたそうです。
給湯室とトイレは共用部分にあるので、水道代は賃料に含まれています。電気代は検針です。

オフィスがハマるとは思いますが、物販やギャラリーも相談可能です。美術館も近く、感性が似通った人に刺さる商売はウケそうです。
なお、内装は契約が決まり次第キレイになるそう。床はタイルカーペットの予定。空調も新しくなります。


両サイドが絶賛工事中なので、今だけ限定の建設現場ビューが味わえます。
なにわ筋線の駅は、ビルのちょうど真下に完成予定で、駅出口もすぐそばに出来るそう。超“駅近”どころの騒ぎではありません。超“駅地下”物件です。

なにわ筋線を軸に開発が進んでいく大阪において、歴史を守り、受け継がれていくレトロビルの希少価値は高まっていく一方です。
なおかつ、周辺環境が整っていく注目の中之島エリア。正直、まあまあなお値打ち価格です。
カッコいいオフィスorお店を構えて、いずれやってくる未来を待ちましょう。
以上、渋井不動産でした。
Photo by EIKICHI