淀川河川敷に新スポット

大阪の地名に馴染みのない方からは、ほぼ100%「じゅうさん」と読まれてしまう、でお馴染みの十三(じゅうそう)。大阪市は淀川区、梅田から淀川を渡った先にある街です。先日アップされた1DK「【賃料ダウン】川越しに梅田が一望できる45㎡1DKが、なんと月額6.4万円に。」も、ここ十三にあります。

「十三って、雑多でガチャガチャしてるから、治安も悪そうで住むにはちょっと、、」と思っているそこのあなた。この記事を読み終わる頃には、「え、十三ええやん。住むのもアリやな」と思っていただけるはず。

いくつもの商店街により、常に賑わいを見せている阪急『十三駅』の周辺ですが、駅の南東部が現在再開発まっしぐらなのです。うめきたや夢洲、森ノ宮だけじゃないんです。十三も今アツいんです。大阪すんごい。
十三エリア初のタワマン


かつて淀川区役所があった場所に絶賛建設中なのが、高さ39階建てのジオタワー大阪十三(2026年竣工予定)。ここには図書館や保育・学童施設、巨大スーパーが併設され、隣の区画には学校法人・履正社が運営する医療系専門学校も建設されます。字面から見て、一気に治安を良くしようとしているのが伝わりますね。

タワマン建設中の区画から、さらに淀川の河川敷まで歩くと、また何やら工事がされています。
バーベキュー、ドッグラン、屋台村

河川敷に出来る新スポット、「十三よどガヤテラス(仮)」。バーベキュー場やドッグラン、淀川の生態系や歴史を学ぶ施設が出来るそうで、子どもがいるファミリーやペット連れで賑わいそうです。
それにしても「よど“ガヤ”テラス」って。今までの十三のイメージを若干引きずってるやん。まあでも(仮)ですからね。落ち着きましょう。

そして何と言っても、目玉は約30軒もの屋台村です。「よどガヤテラス」の中にある「ミナモ十三」と名付けられたこのエリアは、4月下旬に一部先行開業するそうです。
毎日こんな屋台が出るのはワクワクしますね。バンコクのナイトマーケットみたいになるのでしょうか。
「ミナモ十三」は良いですね。逆から読んでも「ミナモ十三」に見えますしね。もう全部この名前でええやん。

夢洲と京都をつなぐ船着場

河川敷には新たな船着場も出来ていました。16日には完成式典でテープカットが行われたそうです。

この船着場からは遊覧船に乗れます。夢洲までの定期船もあるので、万博会場まで船で行けると考えると、こちらもワクワクしますね。
ちなみに京都・伏見からも定期船が出るので、京都〜十三〜大阪湾で繋がりますが、伏見から万博会場は8時間ぐらいかかるそうなので、必ず十三で降りる形になるようです。8時間て。腰終わるやん。
「なにわ筋線」の最重要地点・十三

そもそも、なぜ今こんなに十三が開発されているのか。全てを集約するキーワードは、ズバリ「なにわ筋線」です。

2031年開業予定のなにわ筋線。JR大阪環状線をぶった切るようにして現在建設真っ最中の路線ですが、この路線を作るメリットは、新幹線と飛行機をつなぐこと。
新大阪駅から、関西国際空港までのアクセス向上が主な目的なのです。そこで重要になってくるのが、十三駅。

阪急電鉄の公式発表では、新大阪駅から十三駅、十三駅から大阪駅(うめきた地下口)をつなぐ連絡線を、2031年のなにわ筋線に合わせてそれぞれ開業するとのこと。
これが出来ると、関空にやってくる外国人観光客はスムーズに新幹線に乗れますし、京都、神戸、宝塚方面の人が集まるハブである十三からも、新幹線と飛行機へのアクセスが格段に良くなるのです。公演後すぐに、海外逃亡したいタカラジェンヌも大喜びです。
ちなみに、なにわ筋線についてもっと詳しく知りたいという方は、僕が過去に趣味で書いたこちらのnoteをご覧ください。

まとめ
空と陸の玄関口をつなぐ、大阪の最重要地点に進化していく十三。どうですか、完全に住みたくなってきたでしょ。住まなくとも、確実にこれから足を運ぶ回数が多くなりそうです。僕もひとまず屋台村に行って、謎にお祭りでしか見ない食べ物、“はしまき”があるかどうかチェックしたいと思います。
ということで、今後も大阪の再開発に目を光らせていく、エイキチからのレポートでした。