
蓋を開けてみれば、連日大賑わいの大阪・関西万博。4月13日に開幕してからというものの、今や平日も休日も関係なく、世界中から大勢の人たちが会場の夢洲に集まり、5年に1度の祭典に胸を躍らせている。
ちなみに通期パスを購入したワタクシだが、すでに5回ほど訪れている。毎回「半年間なんて信じられへん〜、イヤや、終わらんといてほしい〜」と心の中で駄々をこねるほどに楽しい。

今回は、万博特別企画!
パビリオンのスタッフが着用するユニフォームを、独自の部門ごとに厳選してご紹介!
エイキチ的お気に入りポイントを一言メモにしていくので、参考にするなり、ワクワクするなりしてもらえたらと思う。
【THEスタッフ部門】
●韓国館

流行を感じるオーバーサイズのセットアップ。薄いベージュに韓国の伝統模様のスカーフがアクセントになっていて、落ち着きの中に可愛さがある。笑顔も可愛い。
●オーストラリア館

オーストラリアの大自然がモチーフになっているポロシャツで、いかにもスタッフって感じ。オリンピック選手っぽさもある。写真の彼が、競泳で10個のメダルを獲得した同国のスター、イアン・ソープに見えてくる。
●スイス館

清潔感のあるジャケパンスタイルの紳士は、まさかのスイス館の館長だった。20年前の愛知万博も携わっていたそう。還暦には見えない若さだ。神戸牛が大好物らしい。
●バルト館

バルト海に面したヨーロッパの小国、ラトビアとリトアニアの2カ国で構成されたバルト館。パンツ、ジャケット、スカートなど少しずつ異なるデザインを採用。生地はリネン製で優しい印象を与えてくれる。
現地リトアニアの大学で日本語を学んでいる彼女。大阪でたこ焼きを食べて感動したそう。
【民族衣装部門】
●サウジアラビア館

男性の伝統衣装「トーブ」の上にジャケットを羽織ることで高級感を演出。国旗の緑が差し色になっていて素敵。好きなアニメは『進撃の巨人』だそう。
●フィリピン館

びっくりするくらいカラフルで、東南アジアの良さが詰まっている。男女問わず巻きスカートがいかにも民族衣装といった感じ。おそらくダンサー集団だったのかも。1人vs 10人で撮った勇気も評価してほしい。
●アラブ首長国連邦館

イスラムの女性が身に着ける民族衣装「ヒジャブ」は、通気性が良い生地で涼しそう。みんな日本語ペラペラ。右の彼女は東京の大学で日本語を学んでいるそう。めっちゃ可愛い。
●モザンビーク館

色彩豊かなペイズリー柄が特徴で、東アフリカ特有の陽気さを醸し出している。すごく明るく接してくれて元気をもらった。モザンビークのエルフ荒川だ。
【ほぼコスプレ部門】
●ヨルダン館

中東の国ヨルダン。見るからに国王を守る衛兵といった感じでカッコいい。2人の雰囲気に合わせて凛々しい顔つきで写ってみたが、予想に反して柔らかい表情だった。
●カナダ館

こちらも衛兵。ビビットな赤色が冴えわたる軍服を身にまとい、「俺たちがカナダを守るんだ」という矜持を感じる。全然敬礼してなかった。
●ガンダムパビリオン

バンダイナムコが贈る「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」。宇宙の旅に寄り添うクルーをイメージして作られた。オレンジのパンツが映えている。世界観に抵触するほどの関西弁のクルーさんで、妙にほっこりした。
【こだわりデザイン部門】
●いのちのあかし

河瀬直美プロデュースのシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater-いのちのあかし-」。鮮やかな黄色に“対話”をイメージした吹き出し模様があしらわれている。日本人デザイナー・皆川明のブランド《ミナ・ペルホネン》がデザインを担当。「草間彌生ですか?」と訊いてしまった無知な自分を恥じたい。
●Better Co-Being

宮田裕章プロデュースパビリオンのユニフォームは、《YUIMA NAKAZATO》を展開しているデザイナー・中里唯馬氏が、企画・デザインを担当。UVカットなどの機能性に加えて、着物からヒントを得られたというデザイン性も。「オシャレな養蜂場」という例えが思いついてしまった自分を恥じたい。
☆エイキチ賞☆
●チェコ館

ボウリングシャツとスケーターシャツが混じったようなストリート感が絶妙で、万博という世界的な祭典にも関わらず、肩肘張らずタウンユースに落とし込んでいるのも最高。かといって手を抜いているとは一切感じない仕上がり。個人的ナンバーワンだ。デザインを手掛けたチェコのブランド《Jan Société》には今後も注目したい。
ちなみに公式グッズショップを覗いてみたが置いてなかった。ぴえん。
☆逆に気になったで賞☆
●ジャマイカ館

まさかの私服。その緩さがレゲエの国って感じで最高。ジャマイカ人にウサイン・ボルトのポーズをさせるってベタすぎて恥ずかしく思うのだろうか。だとしたら少し申し訳ないことをした。

というわけでひと通りザーっと紹介してみた。まだまだ魅力的なユニフォームはたくさんあるが、その全てには出会えていない。それほど万博は巨大で見どころだらけだということ。正直1回では満喫しきれないので、10月13日の閉幕まで行きまくろうと思う。
皆さんもそれぞれの楽しみ方で、大阪・関西万博に触れてみては?
