*記事内会場の写真を多数掲載しています。楽しみにとっておきたい方は、ネタバレになりますのでその点ご留意ください。

ついに始まります!『大阪・関西万博』。
今回は、開幕前のテストランに参加して分かった”事前に知っておきたいこと”をまとめました。万博へ行く際、ぜひ参考にしていただければ。
インドやネパールなど、開幕には完成が間に合わないパビリオンがあったり、パレスチナなど紛争の続く地域は展示品の輸送が滞ったりしています。万博は、世界の社会情勢を知る学びの機会。それも含めて、世界各国のリアルを自分の目で、肌で感じにいきましょう。
基本情報
【開催期間】4月13日(日) 〜10月13日(月)の184日間
【開催場所】大阪 夢洲
【交通アクセス】大阪メトロ中央線『夢洲駅』ほか
【営業時間】9:00〜21:00(一部店舗・パビリオンを除く)
【入退場口】東ゲート(夢洲駅方面)・西ゲート(バス・フェリー)の2ヶ所
※留意点※
【入場ゲートで持ち物検査あり】
カンとビンの持ち込みができないため要注意。
そのほか、ペットの同伴(介助犬、聴導犬、盲導犬を除く)も禁止。気持ちは分かりますが、ドローンもNG。
【万博会場は完全キャッシュレス対応】
現金は基本使えません(自動販売機も)。店舗によってIC決済の種類が異なります。pay payは大体どこの店舗でもいけそう。その他、クレジットカード・交通系ICも使えます。万博独自の電子マネーもあります。
準備するといいもの

マイボトル
給水スポットが各所にあるため、マイボトル持参がおすすめ。ちなみに自動販売機の価格設定は良心的(ミネラルウォーター130円〜)。いわゆるテーマパーク価格ではないです。
軽食(おやつなど)
レストランは長蛇の列が予想されます。フードトラックもたくさんありますが、パビリオンの入場待ちなどの時につまめるパンやグミなどをバッグに忍ばせておけば、自分で自分を褒めてあげたくなる場面が必ず訪れるでしょう。
スマホ充電器
会場へ入るのも電子チケットで、SDGsの観点から紙の会場マップは配布されないので、とにかくスマホを多用します。そのためモバイルバッテリーは必須。
動きやすい服装
めちゃくちゃ歩くので、動きやすい服装と履き慣れた靴で。遠足のしおりに書いてあるようなことを言いますが、大屋根リングを1周するのに大体1時間ほどかかります。午後から入場しましたが、テストランでは軽く12,000歩は歩きました。次の日足がくたびれる覚悟で。
羽織りもの
引き続きしおりに書いてあるようなことを言いますが、屋内は快適温度という訳ではありませんでした。じんわり暑く、夕方以降の屋外は、海風で肌寒くなります。屋内の温度は夏に向けて改善していくことを期待しますが、温度調節のしやすい羽織りなど持っていくことをおすすめします。


レストラン併設パビリオン

会場内にたくさんのフードスペースはありますが、やっぱり行きたいのは、海外パビリオン併設のレストラン。全てのパビリオンにレストランが併設されている訳ではないので、どの国にあるのか、現時点で分かっている情報をまとめました。レストラン営業が間に合わないパビリオンもあるとのことなので、最新情報もあわせてご確認ください。

・アメリカ館
アメリカらしい食材&郷土料理が、宇宙をテーマに楽しめるレストラン。
・イタリア館
イタリア各地の料理を屋上庭園を眺めながら、本格的なイタリアの美食体験が楽しめる。
・英国館
庭園が見渡せる1階レストランでは、フィッシュ&チップスやアフタヌーンティーといった伝統的な英国料理から、チキン・ティッカやプラウマンズ弁当(英国産チーズとピクルスの盛り合わせ)など一風変わった料理まで味わえる。

・オーストラリア館
オージービーフなどオーストラリア料理やフラットホワイト、オーストラリアワインを提供。

・オランダ館
酢漬けニシンやゴーダチーズトーストといった本格的な軽食から、ストロープワッフルやミッフィーをモチーフにした可愛いスイーツまで、オランダの味を気軽に楽しめる。
・クウェート館
ハーブや香辛料を使ったクウェート料理、アラビックコーヒーやデーツなどのスイーツを提供。
・サウジアラビア館
最高級の伝統的なサウジコーヒーと、風味豊かな小皿料理を提供。
・シンガポール館
日本でもなじみのあるチキンライスやラクサに加え、プラウンヌードルやバクテーヌードルなども提供予定。

・スイス館
ラクレットやロシュティなどのスイス郷土料理に日本の味を加えたフュージョン料理を提供。
・セルビア館
レストランだけでなく、DJが在籍するバーも併設予定。
バルカン半島に位置する東西の融合したユニークな食文化が楽しめる。
・チリ館
新鮮なシーフードが融合した料理を提供。チリ産ワイン・ピスコ(ぶどうの蒸留酒)・クラフトビール・ジン・サイダーなど、多彩なアルコールの試飲体験も実施予定。

・ドイツ館
ベルリン風カレーソーセージやドイツビールなどの定番料理を提供。
・ハンガリー館
伝統的ハンガリー料理を提供するビストロ・スタイルのレストラン。
・フランス館
ビストロとブーランジェリー兼パティスリーが併設。運営は日本でもおなじみのメゾン・カイザー。

・北欧館(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)
ノルウェー産サーモン、スウェーデンのミートボール、北欧式カフェ体験「フィカ」などを提供。

・ポルトガル館
タラやタコを使った郷土料理、エッグタルト、ポルトガルワインなどを提供。
・ベルギー館
ワッフルやチョコレート、ムール貝の白ワイン蒸しなどのベルギー料理を提供。屋上にはバーとレストランのテラスがあり、万博会場の「静けさの森」を一望できる。
・マルタ館
サクサク香ばしいパスティッツィや、うさぎのスパゲッティ、タコ料理、イムカレットなどマルタの絶品メニューを提供。

・モナコ館
ワインバーでは、グラン・クリュを中心としたユニークなテイスティング体験を提供。ソムリエによるフランス各地のブドウ畑を巡るようなテイスティングツアーも楽しめる。
・ルクセンブルク館
ルクセンブルク料理のほか、ビールやワインも提供予定。
また、6人のパティシエによるデザートコンクールが開催されるとか。
より楽しみたいなら
「EXPO 2025 Visitors」アプリをダウンロード

会場マップやイベントの情報などを簡単に知ることができる便利なアプリ。ユニバのソレと大体同じようなもんです。ホームスクリーンもまんまです。
「公式スタンプパスポート」を手に入れる

これは会場に実際行かないと知れなかったことなのですが、パビリオンまたは国のブースには、それぞれスタンプが設置されています。パビリオン内に入らなくてもスタンプだけ押すこともできます。

特に、A・B・C・D・E・Fの6館ある”コモンズ”には、いくつもの国が集約しているので、一気にスタンプを貯めることができて、世界旅行気分が味わえます。
このスタンプパスポート、会場内では売り切れの可能性もあります。実際テストランの日は売り切れで、ゲットできませんでした。確実に手に入れたいなら、オンラインストアがおすすめ。(税込1万円以上購入で送料無料!)
英語を習得する

これは「すぐには無理やで」と言われそうですが、ほんまに痛感しました。これだけ世界各国から自国の自慢をしにはるばる来ている訳ですから、直接聞けた方が絶対いいに決まってます。しかも母国語が英語ではない方の英語なので、とても聞き取りやすいんです。せめて通訳アプリを活用するなどして積極的にコミュニケーションを取れば、数倍楽しめます。
行けば絶対楽しい

会場にあるオフィシャルグッズストアの品揃えがえげつないことや、スシローは入場すぐに店頭で予約しないと来店ができないことなど、まだまだお伝えしたいことはありますが、6ヶ月間開催されているので、行くたびに自分なりの楽しみ方を見つけてもらえればと思います。
それでは、夢洲でお会いしましょう!
Photo by : MIU