勝手にランキング
連日話題をかっさらっている一世一代の大阪の祭典『大阪・関西万博』。大阪にオフィスを構え、大阪の不動産を日々扱う渋井メンバーが、”とにかくビジュアルがクソかっこいい”という視点で投票。勝手にランキングしたので、上位5位を予想しながらお楽しみください。
第5位

アメリカ合衆国
5位にランクインしたのが、トランプショックで世界を混乱させている大国、アメリカ。およそ3,000㎡のパビリオンは、三角形の建物2棟が並び、その上に半透明のポリカーボネートで覆った近未来的なデザインのキューブを浮かぶように設計。2面LEDスクリーンには、米国の名所の数々が映し出され、アメリカらしいダイナミズムを五感で感じられるパビリオンです。
公式キャラクターは、ディズニーっぽいお目目の「スパーク」。ナショナルデーは7月19日で、特別ゲストを招いたエンターテインメントと音楽ショー、そしてパレードを予定。
【選出コメント】
これぞアメリカ!という”らしさ”がよく出ているのがイイ。
夜に見たパビリオンの外観に迫力ありました!
第4位
4位は同票のこちらの2国。

タイ王国
タイの伝統建築「サーラータイ」のデザインを現代風にアップデートしたタイパビリオン。エントランスには実物大の迫力あふれる木彫りの象の親子が鎮座します。タイの豊かな自然や食・文化・イノベーションを3つのゾーンで展示。
併設のマーケット内では、Tシャツやタイパンツ、調味料、公式キャラクター「プーム・ジャイ」のグッズなど物販も充実。無料のタイ古式マッサージ(当日予約制)も受けられます。
【選出コメント】
目を引く外観。鏡で屋根の半分を表現するという、限られた面積で壮大な作品をアピールするアイデアが現代的だった。
去年社員旅行でタイを訪れたこともあり、旅行した時のことを思い出せました。雰囲気が一番良かった。
鏡合わせにお寺を完成させる発想が好きです。中は入れていないので楽しみにしています。

クウェート国
世界に向かって伸びる2つの象徴的な翼を前面に配置した、ひときわ強烈な存在感を放つこちらは、今勢いのある中東の国、クウェートのパビリオン。どの場所にある国なのか知らなかった方も多いと思いますが、今回の万博で記憶に刻まれることでしょう。「先見の明かり」をテーマに、ギャラリー、庭園、伝統的なイスラム様式の中庭、テーマ別の体験ルームで構成。
クウェートから持ち込まれた砂に触れられたり、砂漠をイメージした硬めの床に寝転んで、球体のスクリーンに映し出される星空を体験できます。
ナショナルデーは6月19日。EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」で、何かしらのパフォーマンスを予定しているそう。
【選出コメント】
どうやって保ってるねん。と思ってしまう異様な形。夜には派手にライトアップされるようで見てみたいです。
翼に一目惚れ。ロゴも可愛い。
パビリオン内はデジタル映像+滑り台や寝転がれる体験型のコンテンツもあり、満足度高め。夜のライトアップも幻想的でした。
第3位

サウジアラビア王国
見上げると首が痛くなるほどの、高い棟が連なる、異世界感MAXのパビリオン。外装は、軽量のサウジストーンで造られ、省エネ照明器具が使用。展示はサウジの現在と未来が最新の技術により紹介。スクリーンの使い方や見せ方もプレゼン慣れしているのか、完全に先進国の風格を見せつけられます。ガイドは日本語が流暢な若者で、今後の世界の中心を担っていきそうな勢いを感じます。さすがは次回2030年万博の開催国。ナショナルデーは9月23日。
パビリオン内のアプリをダウンロードして、レモンの木などの植物にあるQRコードを読み取ると、自分のアバターが持つポットに草木が育つという体験も。さらに、コーヒースタンドやショップが充実。サウジコーヒーは、コーヒーとは思えないフルーティーな味わい。この異空間でぜひご賞味あれ。
【選出コメント】
レストランのテラス席含めた外観の作り込み、スタッフの衣装含めコーディネートが良きだった。
特に大屋根リング上からの景色が素晴らしい。中東の勢いを肌で感じられる。アラビア文字がプリントされたTシャツは、フツーに欲しくなるやつ。
第2位

大屋根リング
世界最大級の木造建築物。国産のスギやヒノキ、外国産のオウシュウアカマツを使用。日本の伝統的な貫(ぬき)の工法」を生かし、楔(くさび)の部分に金属を使うことで現代の建築基準法をクリア。伝統を守りながらも、現代の耐震基準に合致した新しい木造建築を実現しています。
「地球の裏側のどこかの国の小さな子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんなど、あらゆる世代や文化圏の方がその映像を見た時に、争いの絶えないこの状況でありながらも、これだけ多くの国々がこのリングの中に集まっているんだ、未来を一緒に作ろうとしているんだというメッセージを、この会場のデザインから発信していきたい。それこそが万博を開く意義なのです。」ーー建築家 藤本壮介
【選出コメント】
ギネス登録はやっぱりすごい!
見て潜って登って圧巻!
これがなければ始まらないという絶大な存在感。二重構造になっている箇所があるのもいい。
やっぱりすごい迫力、見にくる価値がある。
第1位


null²
そして堂々の第1位がこちら。落合陽一プロデュースの「null²」。この生命体のような外観を形成するのが、反射率98%の鏡面膜。金属的な質感を持ちつつ柔軟な曲面が形成可能な膜材で、太陽光業および落合氏のプロデューサーチームであるサステナブルパビリオン社と2年半かけて共同開発した新素材。設計はNOIZ。
伸縮性が高くかつ高い熱線反射性能を持つことから、既存の建築環境における遮熱と演出を兼ねた応用も期待できるとのこと。日本のブランド「ファセッタズム」とのダブル落合コラボのユニフォームも、万博のテーマ「異世界との出会い」とマッチしてめちゃくちゃかっこいいので、パビリオンと合わせて一見の価値あり。
参考:「建築ジャーナル」 2025年3月号
【選出コメント】
初めて見た質感。
圧倒的に目を引く快感と鼓動がすごい。
黒川紀章のカプセルホテルを宇宙バージョンにしたみたいな第一印象。
めっちゃかっこいい、中も見てみたかった。
アレは誰が見ても目を惹くパビリオン。外から見たら鼓動のように振動していて、ドキドキしました。
圧倒的。近未来感あってかっこいい。
番外編

ミャクミャク
日本の「お・も・て・な・し」精神を体現していると、うっすーく人気だったのがこちら。東ゲートで来場者をお出迎えするミャクミャク。”土下座ミャクミャク”なんて言う不届者が選者にいましたが、何も謝るようなことはしてません。強いて言うなら、「並ばない万博」なんて言ってごめんね、ですかね。
まとめ
大屋根リングをぐるりするだけでも十分楽しめる万博。昼とは違った夜の風景もじわじわ人気が出ています。純粋に”見た目が好き”という観点で楽しんでみては。
以上、渋井不動産でした。