千里中央から箕面萱野へ
来たる3月23日(土)、北大阪急行南北線の終点が『千里中央駅』から『箕面萱野駅』に変わります。読み方は「みのおかやの駅」。
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大阪都心部へのアクセスが課題だった箕面市中部エリアは、今回の延伸開業により、『箕面萱野駅』から『新大阪駅』まで19分・『梅田駅』まで25分のダイレクトアクセスが実現。バスや車で『千里中央駅』まで出る生活から解放され、信じられないくらい便利になる予定なのです。
この延伸開業のニュース、『千里中央駅』ユーザーにとっては、心穏やかではないでしょう。始発駅の恩恵を受けていた朝の通勤ラッシュは、『箕面萱野駅』の開業とともに恩恵が消滅してしまうからです。
ただ、時刻表を見ても分かるように、朝夕の通勤ラッシュ時は4〜5分刻みで運行が予定されています。満員であることに変わりはないかもしれませんが、満員過ぎるから次に乗ろう、という選択も十分にできる本数です。
キューズモールタウン、爆誕
関連記事で紹介した『箕面船場阪大前駅』のアカデミックな雰囲気に対して、ここ『箕面萱野駅』は、生活に根ざしたリトルタウン。もはや東急不動産が牛耳っているタウンと言ってもいいほど、複数棟のキューズモールによって駅前が構成されています。
『箕面萱野駅』は、みのおキューズモールCENTER棟を中心に、WEST1・2棟、EAST1〜3棟の複数棟に囲まれております。不良映画なら、このあと箕面萱野駅が袋叩きに遭い、お礼参りからの抗争が勃発する囲まれ方ですね。
既存のキューズモールたちには、映画館をはじめ、専門店や飲食店、フィットネスジムなど100を超えるテナントが入居中。ここから更に箕面萱野駅直結の「STATION棟」まで加わると、まさにリトルタウンと言えるほどの規模感でしょう。
ちなみに、お馴染み「あべのキューズモール」と規模を比較したところ、敷地面積は約3.7haとほぼ同等。バスケットコートおよそ2面分、あべのキューズモールの方が大きいみたいです。わざわざ比較せんでも良かった。
なお弊社の植田店長は、あべのキューズモールの横にあるルシアスビルで意中の相手に告白した(振られた)思い出があり、同じく青春時代を天王寺で過ごした総務部・ヨーコは、当時毎日のようにルシアスの食べ放題に通っていた、という阿倍野界隈のエピソードも添えておきます。
みのおキューズモールSTATION棟
では、新駅と同時に開業する「みのおキューズモールSTATION棟」とは、どんな施設なのでしょうか。これほどのテナント数を誇るなか、果たして、新たに何が入るというのでしょうか。
STATION1・2に分かれた2棟には、全部で31のテナントが入居予定。新駅に隣接するバスロータリーが新設されるため、通勤や通学時などに立ち寄れるコンビニ・飲食・物販テナントなど、「駅前にあると嬉しいテナント」が展開されるようです。
既存店にはなかったコスメのセレクトショップなども導入する予定です。
STATION1の2階には、「ライフ」がプロデュースするナチュラルスーパーマーケット「ビオラル」や、箕面市小野原で人気のコロッケ専門店「コロッケ・クロケッタ」が出店。
1階にオープンするスープ専門店「Soup Stock Tokyo」は、目の前のひろばでもスープが楽しめるほか、素材の特徴を生かしたスープやカレーに加え、離乳食も提供されます。
注目は3階。ちく玉天ぶっかけうどんが人気の名店「釜たけうどん」や、食べログ百名店常連の「人類みな麺類」がプロデュースする「みなめんcafe」など、人気店によるネクストブランド店が配置予定なのです。
バスターミナルのほかにも、タクシー乗り場、地下駐輪場などが整備され、バス路線の大幅な見直しも計画されています。
30年ぶりデザイン一新
駅名看板と案内サインも、延伸開業に合わせて約30年ぶりに一新。
新駅の『箕面萱野駅』『箕面船場阪大前』はもちろん、既存駅の『緑地公園駅』『桃山台駅』『千里中央駅』の駅看板・案内サインも、3月23日(土)に新デザインへ変更されます。
そして、御堂筋線ユーザーの方はお気づきかと思いますが、現在すでに、新大阪方面の駅案内は、「江坂・箕面萱野方面」の表記に変更されていたり。
千里川桜通りの桜並木が開花する頃、いよいよ北大阪急行が『箕面萱野駅』まで延伸されます。箕面方面へのアクセス向上はもちろん、地域一帯のまちおこしとしても期待がかかる、新駅開業。
既存の住民方だけでなく、これから新しく移り住む人々にも豊かな生活を届けるべく、駅や周辺の工事はラストスパートがかけられていることでしょう。
1日あたりの推定乗降者数は28,000人が見込まれており、北大阪急行の終着点『箕面萱野駅』が浸透する日も近そうです。
新駅周辺での物件探しも、渋井不動産が終わらせます。以上、北大阪急行延伸開業の特集でした。