SOHO可の無垢床ワンルーム
西区南堀江二丁目の半地下へやってきました。嘘です。こう見えて5階です。
天井の配管から水が滴ってきそうな、バイオハザードっぽい共用廊下。一応断っておきますが、何も滴ってきませんのでご心配なく。
小窓が付いた玄関ドアで目元だけ見える、みたいな気配を感じるのは私だけ?ダブルロックで厳重なのは、中で秘密裏の研究でもされているからでは、と想像に次ぐ妄想が膨らみかけたところで、ドアを開きましょう。
照明設計が秀逸というか、インテリジェンスを感じさせる玄関ホール。さらに左手のミラーは、シューズボックスの扉という計算されたデザイン。
やばい…すでに心が持っていかれそうです。洋服で例えるならイッセイミヤケ、とでも言いましょうか。右手から室内へ。
室内は、共用廊下と同じく白塗装の壁。無垢材の濃い〜床が視線を独占し、躯体が剥き出された天井で、完全にやられます。
ヴィンテージっぽい雰囲気もあるので、アンティーク家具を置いてシャビーシックなテイストにするのも良いです。奥に見える配管に沿ってカーテンレールが付いているため、カーテンクローゼットとしてどうぞ。こちらに生成りのレースカーテンをかけるだけでもグッとそれっぽくなりそう。白系のリノベともコンクリ打ちっぱなしとも違う、アンニュイな雰囲気をお望みなら、ぴったりの一室と言えるのではないでしょうか。
参考サイト:一人暮らしのお部屋をシャビーシックインテリアでつくりたい!コツと実例の紹介
広さは12帖。西向きの窓から柔らかい陽射しが差し込みます。窓を開けるとなかなかの距離感でマンションが建っているので、日当たり良好とは言えません。ついでに言うとバルコニーもありません。ただ、この室内の雰囲気にはこのくらいの陽射しが逆に合っているんじゃないかとも思うわけです。逆に。
窓の反対側には、コンロ2口グリル付きのキッチンがあります。この流れでいくとホワイトアスパラのバターソテーなんかが似合うんでしょうが、私はインスタント焼きそばの「俺の塩」でも案外しっくりくるんじゃないかと思います。UFOじゃないんです。
実は数日前から「俺の塩」が食べたくて仕方なかったことを今思い出しました。いや、「堅あげポテト ブラックペッパー味」もいいなぁ。何を読まされてるんだ、とさすがになりそうなので、水回りの紹介に移ります。
裏切らないですね。端正です。服装で言うと・・・ってもう言わなくてもわかりますね。
トイレはウォシュレットではないものの、収納棚がすっきり備え付けられています。このパウダールームなら、きっとあなたの髪型もバチっとキメてくれることでしょう。
そして最後になってしまいましたが、きっと部屋に足を踏み込んでからずっと気になっていたであろう、こちらのハシゴを上った先を最後にお披露目しましょう。
市松格子柄のロフトスペース。ロフトと言っても、到底上がってくつろぐ、という天井高ではございません。なぜこの模様?と思いましたが、『アリス・イン・ワンダーランド』の世界観に見えてきたら、ネオゴシックの風合いと、全体の統一感があるように感じてきました。SOHO利用も相談可能ですので、ECサイトを運営される方であれば、在庫置き場として活用できそうです。
西区南堀江二丁目にある、自宅兼事務所使いもOKの32㎡ワンルームいかがでしたか。
気になる諸費用は、敷金ゼロ・礼金2ヶ月の賃料共益費込み月額8.7万円。
シャビーに寄せましたが、スチールラックなどでファクトリー感を出してもいい感じになるかと思います。間違いなく言えるのは、「お前んちオシャレじゃね?」と友人や職場のパイセンに一目置かれるということ。
そして来客も呼びやすい好アクセスです。最寄りの大阪メトロ千日前線『桜川駅』に加え、長堀鶴見線『西大橋駅』徒歩9分、四つ橋線『なんば駅』も徒歩10分。スーパーやコンビニ、飲食店も周りにもちろんありますので、手料理もUberもスマートに段取りできるでしょう。
バルコニーはないけれども、キッチン含め水回り設備も5段階中4ほどで上々。そしてこの独特な居住空間。周りと差をつけたいならこの一室で決まりでしょ。
以上、渋井不動産でした。