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先行まちびらきSTART!

建築家ユニットSANAA設計の大屋根下がステージに

パンパパンパンパンパンパンパーン、パパパーパパパパパパン

とドラクエの楽曲で幕を開けたオープニングセレモニー。9月6日の残暑厳しい青空の下、うめきた2期区域の先行まちびらきが行われました。最初にズバリ申し上げますと、先行感がハンパない。確かにうめきた公園はこの通り緑が生い茂り、「ロートハートスクエアうめきた」でオープニングセレモニーが催されてはいますが、絶賛工事中の光景が視界にグイグイ入ってくるのは揺るぎない事実。

大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大規模
建物内はカンカン ウィーンと工事真っ最中
約1500本以上の木々が植えられ来春には新たな桜の名所に
太陽サンサン×水辺となれば子どもたちはこの通り
まちの情報発信機能を持つ施設 ワークショップなどを行う

というのも、今回オープンするのは、「うめきた公園」やホテルなど全体の約4割を占める北エリア。『GRAND GREEN OSAKA GRAND OPEN』とグラングラン言うのは2027年とまだ先です。あくまで「START切りました!みんな来てのんびり緑に癒されて」ってことです。

※グラングリーン大阪先行まちびらきオープニングイベントの詳細はこちら

のぼりにもOPENではなくSTART ここから始まる

「10年前までは貨物ヤードでした。それがこんな緑豊かな地に生まれ変わったんです!」的なことを吉村府知事も言うてはりました。来年に開催が迫る『大阪・関西万博』で全世界の人々が日本へやって来た時に「ニッポンビルバッカリ。ゼンゼンcoolジャナイネ」と言われないよう、必死で芝生や木々で自然を増やしました。完成予定図はこうです。

過去の関連記事:「見てきた、うめきた。もうひとつの『JR大阪駅』ついに開通。

画像 グラングリーン大阪 公式HPより
現状はこんな感じ

そしてうめきた公園の全体図がこちら。公園を東西に走るセンターの道路。こちらは覚えている方もおられるでしょうが、大阪駅からスカイビルへ行き来するときに避けては通れなかった、あのくっさい地下通路。その梅北地下道が閉鎖され、地上に綺麗な道路が整備されました。(残念ながら現状は未開通)

近くて遠いスカイビルとの心理的距離はなかなか埋まらない

JAM BASEがおもろなりそう

てことは、今はまだうめきた行ってもしゃーないってこと?と思われたかもしれませんが、それは違います。芝生広場から横断歩道を渡って北へ進むとグラングリーン大阪北館がバッチリオープン。

左手建設中の建物はすでに全戸完売したレジデンス

北館には水と緑にフォーカスした小洒落た「コーナン」が入っていたり、「ボーネルンド」やイノベーションの活動拠点となるべくクリエイトされた「JAM BASE」の一部がオープンしています。

学生や起業家 大学 行政などが立場も領域も越えてまざりあうらしい

一番行ってほしい「VS.」

安藤忠雄氏設計監修の文化装置としてのミュージアム

そして「めっちゃかっこいいやん」と一番テンションが上がったのがこちら、「VS.(ヴイエス)」。世界に向けてカルチャーとイノベーションを発信する新しい文化施設 です。ここら一帯がやけに東京っぽい、よく言うと六本木っぽかったのでぜひ訪れてほしいです。しかもこのミュージアムでオープニングを飾るのがなんと、ライゾマティクス真鍋大度氏。氏のナビゲートするpodcastを愛聴している身としては、第一弾にこの人選は、「キャスティング最高かよ」と陰ながら賛辞を送ったわけですが、展示作品そのものもすごかった。

真鍋氏本人がPCチェックに来られ興奮しました

ここでは多くを語りませんが、リアルタイムでデータ化され自分も作品の一部になる、その時に見た全く同じ映像・音像は一度きりという体験。それが無料で、しかも大阪の新たなランドマークであるグラングリーンという開かれた場所で、すぐにアクセスできるということ。それがとても重要な気がします。10月14日(月・祝)まで開催しているので気になる方はぜひ。

※入場無料・事前登録制
入場登録など詳細はこちら

ちなみに次回は、星野源のCDジャケットやshu uemura×渡辺直美のアートワークなどを手掛ける吉田ユニの展示が予定されています。

あの空間ヤバかったね 天井が15mくらいあるところでしょ そうそう

今後も開発は続く

うめきた公園の南北をつなぐ橋 ひらめきの道

来場者からは「温泉もできるらしいね」「大都会に公園があるっていいな」といった好意的な反応が見られました。「もう服屋とかスタバとかいらんって」と思っていたところに、目的もなく訪れることができる”公園”という場所を大阪の一等地に作った、というところが受け入れられる所以なのでしょう。

螺旋状の階段は夜にはランタンのようにライトアップされる

その他にも日本初上陸のヒルトンのライフスタイルブランド「canopy by Hirton」や、「VS.」内にあるコーヒー&コーヒーカクテル専門店「LOHE」、公園内に点在するパブリックアートなど、ご紹介できていないスポットもたくさんあります。なんせ総面積約9.1ha(阪神甲子園球場約2.3個分)のビッグプロジェクトなわけですから、いくら今回公開されたのが4割と言ってもかなり広いです。移動で結構歩くので健康体になっちゃいます。きっとそれも狙いの一つです。

京都の鴨川に次ぐデートスポットなるか

とは言っても全体のまちびらきは2027年とまだ先。2013年の第1期プロジェクトのグランフロント大阪開業から数えると、実に10年以上もの超巨大な構想です。2025年春頃にはグラングリーン大阪南館開業、西口広場(うめきたグリーンプレイス)の全面開業が予定され、大規模フードマーケット「Time Out MARKET」もむちゃくちゃ楽しみです。とりあえず会期中に真鍋大度氏の個展はもう一度観に行くつもりです。

以上、先行感ありすぎたけど行ってよかったうめきたから、キョンがお送りしました。

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  • 先行感すごいけど・・・ついに!「うめきた」まちびらき。

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