開通してました
先日の記事で触れた『JR大阪駅』うめきたエリア。気づけばすっかり開通していたので、現地へ行ってきました。
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写真はグランフロント大阪付近の地下出入り口で、ここから『大阪駅(うめきたエリア)』の地下改札へ行くことが可能。
また新たに開設された大阪駅西口(画像左下)は、従来の在来線ホームと新設された地下2階ホームへの橋渡し的なポジションにもなっています。
なお、大阪駅西口は”水”をテーマにデザインされており、天井の一部には水の波紋をイメージした同心円状の模様や、波をイメージした照明を採用。
柱には掘割(ほりわり:地面を掘ってつくった水路)や水をイメージしたデザインも取り入れられています。
顔認証改札機
さて、写真はうめきた改札前。右手にある見たことないタイプの改札にご注目ください。
顔認証付き改札です。
大阪メトロなど競合各社でも導入されている当システムですが、現時点ではあくまでも社員や関係者などいわゆる身内のみの検証段階。
しかしこの度、JR西日本では、一部の対象者ではあるものの、一般の乗客を対象に顔認証付き改札機が設置・開業されました。
というのも、現在、この顔認証付き改札は『JR大阪駅』(うめきた地下口)と『JR新大阪』(東口)の2箇所のみ。
対象者は、「大阪~新大阪駅間を含む「ICOCA 定期券」を持ち、かつモニター登録をされた方」ですが、顔認証で入場した場合は顔認証でしか出場できないので、基本的には新大阪と大阪で入出場する方に限られるだろうということなのです。
しかしながら、事前の登録と設定さえすれば、マスク着用でも認証可能とかいう超未来型の改札機。ここはぜひ一度ウォークスルーしてみたいものです。
フルスクリーンホーム
そして、21番線ホームに設置されたフルスクリーンホームドアは、今回の新駅開設にあたり最も注目ポイント。
なぜなら、各車両によってホームドアの動きが臨機応変に変わるといった世界初の仕様が導入されています。文字だけで見ても伝わらないので、こちらは動画でどうぞ。
他にも、コンコース内の案内板のデジタル化や、可変的な案内サインの表示、専用アプリとの連携で特定の個人に向けた案内の表示といった新たな仕組みも導入済み。
AI案内ロボットや、トイレの利用状況をサイネージやアプリで認識できる「トイレDX」、視覚障害者向けナビゲーションシステム「shinkAI」も設置され、うめきたエリアを足がかりとしたJR大阪駅のパワーアップは留まることを知りません。
今回は『JR大阪駅』のうめきた地下口をご紹介しましたが、このエリアの発展はまだまだ始まったばかり。
フルスクリーンホームの設置など世界初の新技術を、その目でぜひ体感してみてください。
以上、渋井不動産でした。