大阪に新駅が誕生します
過去2回にわたり、フワッと紹介したうめきたプロジェクトが、ついに日の目を見そうなので天気も気にせず急いで現地にやってきました。
過去2回のフワッと↓↓↓
北区のアツいタワマン「グランドメゾン新梅田タワー」を見てきた。
グランドメゾン新梅田タワーTHE CLUB RESIDENCEを見てきた。
まずは先日、うめきた2期地区開発事業の街区名称が「グラングリーン大阪」に正式発表されたのをご存知でしょうか。”うめきたのアレ”とか”うめきたのソレ”とか言っていた名称に、なんとも立派な名前がついたのです。
ざっくりと由来を説明すると、「自然と都市の融合」をテーマに、”ゆたかな緑の中でええ感じの時間を過ごして世界をひろげておくんなまし”とのこと。ロゴマークのカラーは緑と太陽をあらわし、まちの「息吹」を表現しているとか。
参照記事:(仮称)うめきた2期地区開発事業の街区名称/三菱地所
なお、うめきた2期地区開発事業とは大阪駅の開業や、商業施設・ホテル・オフィス・マンション・都市公園の建設など、国内最大級の都市開発プロジェクトでございます。
とりわけ、3月18日(土)に開業する新駅『大阪駅』は、当プロジェクトにおいて最もホットな話題。開発計画が始動した2002年より言われていた「なんや新しい駅できるらしいで」が、およそ10年の年月を経てついに開業にまでこぎつけました。
しかしながら、ここで気になる点がひとつ。「『大阪駅』ってすでに開業されてない?」ということなのですが、
こういうことでございます。端的に言うと、JR大阪駅のホームがうめきた地区に増設されるような構図です。
数々の大人を迷子にしてきた大阪梅田の地下ダンジョンは、「5つある梅田駅」に「2つある大阪駅」も新たに加わりました。これは”鬼に金棒”以来の絶望的な響きでしょう。
JR西日本のHPでは『大阪駅(うめきたエリア)』と表記されており、すでに社内でひと混乱した模様が伺えます。
とは言え、既存の1〜10番ホームと大阪うめきた地下口は連絡通路(改札内)で繋がるため、一度改札を出て乗り換えるなんて煩雑さはありません。
また、改札外の地下通路はLUCUAやグランフロント大阪にも繋がり、2024年秋には新駅ビルも開業予定です。
大阪駅(うめきたエリア)とは
では、大阪駅(うめきたエリア)には、どんな電車が乗り入れるのでしょうか。画像とカラーをリンクして見ていきましょう。
ひとつは、関西空港方面の特急「はるか」・白浜方面の特急「くろしお」の発着。これにより各区間の所要時間が大阪-関西空港 47分・大阪-和歌山57分となり、従来から20分〜33分短縮されることになります。
2つの特急線に加え、今まで『新大阪駅』から奈良方面までを繋いでいた「おおさか東線」も乗り入れが決定。そして奈良方面の臨時特急「まほろば」も発着予定とくれば、近畿圏のアクセスは爆発的に向上するに違いありません。
通勤ラッシュの時間帯(午前7時〜9時台)の特急列車も増え、多くの方の通勤・通学に嬉しい変化が期待されます。
「グラングリーン大阪」について
では再び「グラングリーン大阪」に話を戻しましょう。そもそも新駅の開業はこの都市空間のためと言っても過言ではないのです。
『大阪駅(うめきたエリア)』に近い南街区は、商業施設・大型オフィス・2つのホテル・住宅棟を設置。地下には『大阪駅(うめきたエリア)』のホームがあり、ビジネスから観光まで幅広いニーズを担うエリアでございます。
イノベーティブなライフデザインを実現する北街区には、コワーキングスペースやSOHO、交流スペースなどを有したイノベーション施設を整備。そのほか商業施設・オフィス・ライフスタイルホテル・住宅棟も設けられる予定です。
来年2024年夏ごろには、グラングリーン大阪の核である都市公園が先行まちびらき予定。45,000㎡もの広さは、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模を誇ります。
その後も2025年の大阪万博に向けて少しずつまちびらきが進み、全体開園は2027年の春ごろ。
目覚ましい発展を遂げようとしている、うめきた2期地区開発計画。その新駅がついに今週開業されます。刻一刻と街並みが変わる大阪駅(うめきたエリア)周辺に、今後もぜひご注目ください。
以上、渋井不動産でした。