たまたま見つけた東成の路面店舗
まだ5月だと言うのにもう暑いなぁ・・。
そんなことを思いながら中央大通りを自転車でひた走っていると、思わず目を奪われた渋い建物があった。物件との出会いというのは、ラブストーリーと同じくいつだって突然。立ち止まって物件に問いかけてみると、まさかの絶賛募集中とのことだったので、早速皆さんに共有したいと思う。
この大阪メトロ「中央線」が通る中央大通り沿い(赤線)は、渋井がまさに今注目しているエリアだ。
その理由は色々あるのだが、まずひとつ言えるのは、来年「森ノ宮駅」近辺に新大学の設立が決定しているということ。大学の周辺には地方からやってきた学生さんたちが多く下宿することになるだろうから、そんな学生さんたちの心を鷲掴みするようなお店ができれば面白いなと思う。その他にも色々とあるのだが、少し長くなってしまうので以前書いた記事を参照していただければと思う。
※過去記事:【渋井の論】vol.3「今、お店を出してほしい場所」3選。
風薫る5月の空の下、私の嗅覚がビビッと反応したのがコチラの物件。
所在地は東成区東今里二丁目。中央線「緑橋駅」徒歩8分、「深江橋駅」徒歩5分とちょうど中間地点あたりのポジショニングだ。
諸事情で外観全体をお見せすることはできないが、この写真で何となくの雰囲気を掴んでいただければと思う。平成16年に建てられたということで、外観の状態としてはまだまだフレッシュ。
建物の周りをぐるぐると調査。ニオイを嗅いだり壁をペロリしてみたり、物件調査というのはラクじゃないなとつくづく思う。
ハタから見れば不審者極まりない動きだろうが、私にそんなことは関係ない。他人の目よりも、今目の前にいる彼とのセッションに全神経を研ぎ澄ますのみだ。
細長34坪
中に侵入してみると、それはそれは立派な34坪の鉄骨スケルトン。
先に言っておくと、こんな物件はそうそうない。何が珍しいって、このサイズ、そしてこの雰囲気をもってして平屋ということ。要するに一階建てだ。あたりを見渡してみても、そのほとんどがビルやマンション。そんな周辺環境の中で、ポツリと平屋の建物があれば逆に目立つこと間違いナシ。しかも交通量の多い中央大通り沿いときたら、立地条件としては申し分ないだろう。
ちなみに当物件、以前は歯医者さんが入っていて、人々の歯を抜いたり差したり削ったりしまくっていたんだとか。地元の方なら「あー、あそこね!」となるかもしれない。
開放感のある天井高
目測で4メートルは優に超える天高。天窓から差し込む光によって、明るく陽気なお店が出来上がること間違いナシだ。
これほどの天高があれば、以前まで渋井オフィスにあったようなシンボルツリー(※)を置くこともできる。お店やオフィスに強烈なインパクトを与えてくれるし、何より植物が持つ力によって運気も上昇。ちなみにシンボルツリーの植樹、手入れについては千里中央の花屋「fuca」さんにお願いしていたのでご参考までに。
※過去記事:渋井のシンボルツリーが生まれ変わりました。
千里中央の花屋さん:fucaのinstagram
天高の他に、当物件の大きな特徴としてはこのガラスブロック。
壁の各所にガラスブロックがあしらわれており、そこから差し込む柔らかな採光が爽やかな空間を演出。以前歯医者さんが入っていたことにも頷ける。こう見ると確かに似合いそうだ。
ここで可能業種についてだが、今のところ特に業種の制限等は設けられていないようだ。しかもガス・水道・電気などのインフラもばっちり整備済み。とはいえ、一応念には念をということで、あなたがここで何をしたいのかを前もって教えておいてもらえると何かとスムーズだろう。
さて、東成区は東今里二丁目でたまたま出会った34坪路面店舗、いかがだっただろうか。
スケルトン状態なので、今後どこにどう手を加えていくのかはあなた次第だが、高い天井とガラスブロックがあしらわれた壁は改装ではどうにもならない箇所。他とは違うカッコイイお店を作るためのポテンシャルは十分に秘めている。
なんと言っても、今後の発展が期待される中央線沿線。そこで事業を始める絶好の大チャンス、お見逃しなく。
賃料・その他条件についてはお気軽にお問い合わせを。
まとめ
【良かった点】
◎この場所、このサイズで平屋という希少性
◎4メートルを優に超える天井高
◎中央大通り沿いで視認性良し
◎インフラ整備済み
【気になった点】
◎レイアウトに悩む細長い形状