ヘルスデータを寄付する体験
先日、『大阪・関西万博』で、弊社建築施工部のジョンが、ガッツリ携わっているイベントがあると告知した“inochiのぺイフォワード”。
昨日26日(木)に前夜祭、本日はオープニングセレモニーが行われ、いよいよイベントがスタートしました。

イベント概要
【主催】一般社団法人inochi 未来プロジェクト / inochi WAKAZO Project
【開催日】6月26日(木)〜6月30日(月)
【会場】ギャラリー West
【ミッション】「 3日間4321分、inochiを動かし続けろ。」
本番前のむちゃくちゃリハーサルの最中、このどでかい心臓を鼓動させる方法をジョンに案内してもらいました。
アプリを通して心臓を鼓動させる
①inochiのペーフォワードアプリをダウンロード

②アプリで登録した心拍数などのヘルスデータをDONATION BOXのQRコードを読み取ってかざすことで寄付が完了。

③キョンの心拍数66のBPMが、このどでかい心臓(Heart Driven Circulation Model 2025という)を脈打つ。会場内には心音も響く。

④スクリーンにドネーションされたデータが映し出される。

1人当たり10分のドネーションが集まる仕組み。イベント期間中400〜500人のデータをドネーションすることを目標としている。
このように、個人が持っているヘルスケアデータを社会に寄付し、他者のいのちを守ることを目指すプロジェクトが、inochiのぺイフォワード。それを推進するのが、今回のイベントの主催者であるWAKAZOです。
集められたデータは、本来研究機関や大学へ送られ、今後の医療に役立てられるのですが、その体験をここ万博で多くの人に味わってもらいたいとの思いから、このようなインパクトのある心臓を使った展示方法をとったとのこと。展示ディレクターのジョンの采配が光る展示空間です。
あなたの最期の言葉は何ですか?

そしてもう1つ、アプリを通してペイフォワードできるのが、この”LASTWORDS”というプロジェクト。「人生最期に残したい言葉」を集め、自分の死生観を見つめ直す場をデザインするというもの。

集められた最期の言葉たちは、ノートを1枚ずつめくるような形式で展示する方法をとったと話すジョン。会期までに全国20ヶ所、1,000以上の言葉たちが集められたそう。
このプロジェクトに参加しているのは、医学部の学生も多く、万博に参加する意義や、医療現場で日々対峙する”いのち”を考え、自分たちに何ができるかを真剣に問う若者ばかりだったことが印象的でした。
没入型ゲーム体験も
また、期間中の6月29日(日)には、ARグラスとプロジェクションシアターを組み合わせた最先端の没入型ゲーム『XRシューティングゲーム イマーシブダイブ~がん細胞を駆逐せよ!~』を体験できるイベントが開催されます。
楽しみながら、がん治療について学ぶことができるシューティングゲームなので、お子さま連れにもぜひ。

イベント会場中央には、万博会場へ来ることができない闘病中の子どもたちが作ったランプシェードも展示されています。

心拍などのヘルスデータだけでなく、死を考えた時の”言葉”もペイフォワードできたらという思いで、いのちや死というテーマを扱う当イベント。展示方法などにも注目しながらぜひ、足を運んでください。
以上、渋井不動産から万博イベントのお知らせでした。
Photo by : MIU