天保山にやってきた

天保山ーー。江戸時代に、安治川の土木工事において余った土砂で築かれた人工の山。当初は船が港に入ってくる際の目印とされていたが、徐々に街が形成され、浮世絵にも多く描かれるなど大阪有数の行楽地に。その名残が、海遊館や天保山マーケットプレースなどの観光スポットだ。

天保山へは、大阪メトロ中央線『大阪港駅』から徒歩5分ほどで行ける。
“日本一低い山”として有名だが、いくら“低い”とは言え、かつては浮世絵で描かれるほどだから、さぞかし立派な観光地なのだろう。

高台にある天保山公園。この公園内に山頂を示す目印があるらしい。

なんかショボいな。
「どこが山やねん。土盛っただけやろ。」などとは口が裂けても言えないが、国土地理院にもしっかり認められている、高さ4.53mのれっきとした“山”なのだ。
最近、宮城県の山に抜かれて日本で2番目に低い山になったそうだが、「日本一低い山」のタスキと天真爛漫な瞳を見ていると、そんな細かいことどうでも良くなる。
68㎡メゾネット

今回は、天保山のすぐ近くにある68㎡・2LDKがとにかく良かったので、皆さんにご紹介。特に、広さや設備に妥協できない方に刺さって欲しい。

どこぞの新築一軒家に遊びに来たのか、と思う玄関部分。築49年には見えないリノベ具合だ。
「ママ〜!ごはん〜!」と子供が駆け降りてくる姿が想像できる階段からメゾネットが確定したが、まずは下の階から見ていこう。
南向き12.5帖LDK

南向きバルコニーからの日当たりが気持ちがいいLDKは12.5帖。サイズ的には、カップルや3人家族にちょうどいい。内装も清潔感に溢れていてテンションが上がる。山は低いが、テンションは高い。そんな部屋だ。

グリル付き、ガスコンロ3口のシステムキッチンは、収納もたっぷりで家庭の味方すぎる。ちなみに、エアコンはないが付けられるので、自主設置よろおね。


ALL新品の水回り

上階へ到着。一つ一つテンポよく開けていこう。天保山だけに。

一番手前のトイレは、リモコンウォシュレットで高スペック。配管の名残から、“頑張って新しくしました感”があって好感が持てる。


次の扉を開けると、独立洗面台と洗濯機置場、そして浴室。どれもめっちゃキレイな理由は、全て新規交換がされているから。ついでに言うと、先ほどのトイレも、下階のシステムキッチンも新規交換したて。オール新品な設備を前にテンションが上がらないわけがない。

4.5帖洋室

突き当たり左の扉を開けると4.5帖洋室。上階はここだけにバルコニーがある。
3人家族なら子供部屋、カップルなら物置やワークスペースにいいかも。


5.5帖洋室

さっきより少しだけ広い5.5帖洋室。ここが寝室になるのかなと。ちなみに上階の2部屋にもエアコンはない。すぐさま自主設置をして、テンションを保っていただきたい。


最後にテンションが上がるのがウォークインクローゼット。この中に家族の衣服と愛情を、詰め込んでいただければ。

キッチン、トイレ、お風呂、洗面台が新しくなった、68㎡・メゾネットタイプの2LDK。
気になる諸費用は、敷金ゼロ・礼金2ヶ月分の賃料共益費込み月額11万円。
もちろん安さの理由はエリアだろうが、大阪メトロ中央線『大阪港駅』から『本町駅』までは5駅12分と、都心部までのアクセスは申し分ない。
ファミリーで検討される方のためにお伝えすると、大阪市立築港小学校、築港中学校、共に徒歩10分以内だ。

設備の良さは先述の通り。いわゆるコスパ抜群の物件。
山は低いが、テンションは高くなる2LDKに住みたい方。テンポ良くご連絡を。
以上、渋井不動産でした。
Photo by : EIKICHI
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