どうも。エサをつけるのが気持ち悪くて釣りが出来ない男、エイキチです。

今回ご紹介するのは谷町六丁目に現れたラビリンスです。
ラビリンス。直訳すると、迷宮。

たどり着いた誰しもが、「なんなんじゃそりゃ〜」と思わず口にしてしまう困惑必至の物件が、空堀商店街を谷町筋側に抜けた先にあると聞き付け、早速行ってきました。

つながる3LDK

まずは、迷宮の入り口から見てみましょう。

なぜ扉が2つ写っているかって？
そうです。玄関が2つあるからなんです。

「どういうこと？」と気になるあなたを勿体ぶらせたかったのですが、先に種明かしをした方が進行しやすいので、もう言っちゃいます。

このお部屋、3部屋分のスペースが接続されているのです。間取りはこんな感じ。

まあ、とにかく見てみましょう。正月特番「芸能人格付けチェック」の答え合わせの時のMC浜ちゃんが如く、フェイントを仕掛けながら右側の玄関①から入ってみます。

まず現れたのは、スライド扉で仕切られた9帖と12帖の洋室です。
9帖側にクローゼット、玄関隣にもウォークインクローゼットと収納バッチリな空間が広がります。
トイレと洗面台があるので、寝室でいいんじゃないかと思われます。

バルコニー寄りにどうも気になるグレーの扉が。明らかに「異世界に通じるフラグ」がビンビン立っているこの扉を開けるのをぐっと堪えて、一旦ラビリンスの外に出ましょう。次は左側に立ちはだかっていた玄関②から入ってみます。

いたってノーマルな佇まいの入口。入ってすぐ右の扉を開けると、広さはあるものの、これまたノーマルなキッチンが現れます。

間取り図で一目瞭然かと思いますが、このお部屋は玄関2つ、トイレ2つ、洗面台2つが完備されているのですが、お風呂とキッチンは1つずつです。2世帯住宅とまでは到底言えない、1.5世帯住宅的なニュアンスです。

生活環境を完全に分けられないことをプラスに捉えるべく、団らんは是非とも1つのテーブルで繰り広げましょう。そんな団らん専用スペースがこちら。

先ほど見たグレーの扉からはここに繋がっていました。部屋のど真ん中に位置するリビングスペースは10.5帖。テレビを置いて、ダイニングテーブルを置けたらもうバッチリ。全員集合。

強めの和室とバルコニー

ラビリンスと言えど、先に間取り図という名の攻略本をお見せしているので、そこまで「なんなんじゃそりゃ〜」とは感じていないかと思います。
最後にご紹介するのは、和室です。

敬遠されがちな和室ですが、綺麗めの畳と立派な床の間を目の前にすると、「日本に生まれてよかった〜！」と、本家よりやや小規模な織田裕二が心の中で叫んでくれることでしょう。デザイン性高めの照明カバーも雰囲気を高めてくれます。

事業用物件ではないのが悔やまれるくらいに、茶道や三味線の教室を開きたいところではありますが、おとなしく布団を敷いて寝ましょう。押入れもたっぷりありますので。

もう一つだけ、この迷宮の推しポイントを紹介させてください。
3部屋分のバルコニーが全て横並びになっているのですが、西向き、つまり谷町筋側の部屋はマンションの構造的に3つしかないので、バルコニーが独占状態になっているのです。

最初の洋室と、真ん中のリビングの間に仕切り壁は存在するものの、谷町筋ビューは全てあなたのものです。洗濯物を干すタイミングが隣人と被ってしまった時の、「あ、どうも、、」に関しても、絶対に起こり得ません。

では、お部屋の詳細。

諸費用は、敷金1ヶ月・礼金1ヶ月の賃料月額17万円。アクセスは、大阪メトロ谷町線・長堀鶴見緑地線『谷町六丁目駅』徒歩3分。

迷宮だなんだと言う前に、普通に大家族向けの良い物件だと思いますし、もしくは2人で広々使っていただいても大満足間違いなしです。
部屋の行き来に迷うかもしれないこの部屋に、住みたい方は迷わずご連絡を。

以上、渋井不動産でした。