どうも。飛ぶ鳥を落とす勢いで飲む酒をこぼす、渋井不動産期待の超大型ルーキー（34歳）ことエイキチです。

この度は、木に囲まれた暮らしを、木が少ない大阪市内で求めている方に向けて吉報を持ってきました。募集したてホヤホヤの新着物件情報でございます。要注木。

オンリーワン長屋

今回ご紹介するのは「長屋」です。その定義はというと、1つの建物の中に複数の住戸が並ぶ、いわゆる集合住宅のこと。大阪では、人口が爆発的に増えた大正後期から昭和初期に多く建てられました。谷町六丁目からほど近い上汐地区でも、いくつか姿を残しています。今回の物件はそんな上汐長屋シーンに一石、いや一木を投じるオンリーワンの2階建て長屋です。

まず外観はこんな感じ。

一木を投じまくってますね。

大幅なリノベーションにより、周りの長屋とは一線を画した異質っぷり。天然木の明るさも相まって、この家だけ上からポンと置いた感じがします。なんか街を作るゲームみたいですね。やったことはないので想像で喋ってはいますが。

さあ、まずは1階部分から見てみましょう。

めっちゃ木。手前の2階に上がる階段の素材のみ金属で、その他は全部木やんってくらい木です。取材時も完成したて特有の木の香りが、鼻じゅうを覆っていました。ウッド系のディフューザーをお持ちの方は、引越しの際に捨ててもらって大丈夫です。

木の香りを生かしておくためなのか、コンロの煙を吸うレンジフードが若干強めに見えるキッチンが鎮座しております。

1階を奥に進むと水回りが集結。トイレ、洗面台はノーマルスペックですが、お風呂はというと、、

細縦長。

「工場長」とかと同じ字面なので、何かの役職かと思われそうですが違います。細くて縦長なのです。「横向けに設置されるんだろうな」と思っていた浴槽くんもビックリの縦です。体を洗うスペースもそこまでなく、脱衣所との仕切りもないので、しぶき問題はシャワーカーテンで防ぐか、浴槽でシャワー生活を選びましょう。

お世辞にも強いとは言えないスペックのお風呂ですが、ここで1階部分最大のカードをお見せしましょう。それがこちら。

こちらは立ち会いの施工業者さん曰くサンルームだそう。右下のチャリ止めのような器具は、壁に取り付ける予定の物干し竿とお聞きしたので、バルコニーがないこの家ではここが洗濯物を干す場所になりそうです。

ただ、パッと見サウナを想起させるこの空間にはアウトドアチェアなんか置いて、熱湯風呂に浸かった後に風で涼むための“ととのいスペース”として利用してもいいかも。とは思ったんですが、ここまあまあ暑かったです。風通しは小さな換気扇と小窓頼み。真夏となると、あながち本物のサウナになりそうな気もするので、自身がととのうよりかは、やっぱり洗濯物をととのえちゃってください。

インパクト充分の2階

さあ、2階へまいりましょう。正直見せたかったのは2階の方なんですよね。この物件の中で最もインパクトがある部分をお見せします。ドン。

壁一面の棚。

壁が棚というか、棚が壁というか。「ニワトリが先か、卵が先か」みたいな言い方ですが、その理論なら壁が先な気はします。

いや、言いたいことはそういうことじゃなくて、シンプルに見た目にインパクトあるでしょってこと。収納するモノはもちろん自由ですが、このビジュアルだと、枚方の蔦屋書店顔負けの立派な本棚にも出来ちゃいます。全国の愛書家にバレてしまうと申込みの殺到は不可避です。

奥は少し区切られてクローゼットがあるので寝室にいいかなと。窓付近にベッドを置いて、「1階のサンルームはあそこか」なんて思いながら、毎日眠りにつくといいでしょう。

長屋という構造上、お隣さんと壁を共有していることにより、騒音などは配慮する必要はありますが、やはりメリットはほぼ一軒家だということ。壁がベタ付きなだけで玄関も独立していますし、自分たちの生活はしっかり守られます。

ただ、言うほど広くはないのも事実。“一軒家”というワードによって広さのハードルを上げられすぎてもアレなので、どんなものか確かめたい方は是非ご自身の目でお確かめください。

では、詳細。

賃料は月額16万円で、礼金は2ヶ月分。なんと小型犬に限り飼育可能で、その場合は賃料5千円UP、敷金は1ヶ月分です。

大阪メトロ谷町線・長堀鶴見緑地線『谷町六丁目駅』から徒歩7分。同じく千日前線『谷町九丁目駅』から徒歩8分。谷六と谷九の間の上汐と呼ばれる地区にある、2階建ての長屋が持つ木のパワーが、あなたをより良い暮らしへと導いてくれるでしょう。

スピリチュアルになったところで吉報は以上です。

渋井不動産でした。