九条と弁天町の境に
大阪市内で随一の人気を誇る、西区。中でも堀江や新町といったエリアに注目が集まることが多いですが、今回の物件があるのは、西区の端っこ、境川。大阪メトロ中央線で言うと、九条駅と弁天町駅の中間地点にあります。

“ギリギリ西区”という事実を前に、「どうせ何もないんだろ」と非難を浴びせてくる方もいそうですが、せめてものカウンターを食らわせるなら、「FOLEOという見たことのないショッピングセンター」と「かっぱ寿司とスシローが徒歩圏内」の2枚のカードを切らせていただきます。

そんな、“回転寿司の聖地”とも言うべき境川から、ファミリー向けの3階建てほぼ一軒家をご紹介します。

“ほぼ”一軒家とは、どういうことなのか。。建物を引いて見てみます。

家と家がつながっている形状、いわゆる長屋というやつです。壁を共有しているので、独立した一軒家ではありませんが、玄関は別々で、全ての物件で3階建ての生活が用意されています。
シャッターの向こう側は専用駐車場ではなく、他で貸し出されている倉庫という情報に少しテンションが下がりますが、階段は上がりましょう。
2階は和室とトイレ

1階ではありますが、階段を上がるので建物的には実質2階。1978年築という生い立ちを地で行く、昭和な雰囲気は醸し出されているものの、最低限の清潔感は確保された土間です。

シューズボックスは部分的にガラス張りになっていて、まるでブティックのディスプレイを意識したかのよう。“隠れ昭和”が散りばめられています。

和室は7.5帖。ほとばしる田舎の民宿っぽさから、必然的に子供部屋にはしなさそうです。収納もたっぷり完備されています。


GOODな昭和もあれば、BADな昭和もある。というわけでトイレは、壁紙の舞い散る新緑なんかには誤魔化されないロースペック。こんなにもピンスポットが似合う、ピン芸人ヒロシみたいなトイレ久しぶりに見ました。
生活の中心は3階

キッチン、浴室、洗面台が集結した9.5帖LDKが生活の中心に。ここで4人くらいまでなら、ゆったりとした家族団欒が叶うことでしょう。

RIZINの記者会見くらい睨み合っている洗面台とキッチンが印象的です。あたかもどちらの方がハイスペックかを競っているようですが、古さはほぼ同じ。朝倉未来とシェイドゥラエフほどの差はないので安心してください。
それよりも個人的にオモロいのは、浴室前のカーテンレール。脱衣所が用意出来なかった引け目を感じて愛おしくなります。


バルコニーは南向きではあるものの、お隣のマンションが視界をシャットアウト。「なぜ日当たりのいい逆側にバルコニーを造ってくれなかったんだ」というやるせない思いを抱えた方は、建築時にタイムスリップして、北側にバルコニーを造ることを打診してください。

もう一つのやるせない思いは、屋外の洗濯機置場にぶつけそう。「日当たりが弱いからほぼ室内」というポジティブシンキングに変換出来たあなたは、どんな世界でも成功するでしょう。


3階にもう一つあるトイレは、まさかのリモコンウォシュレット。ここだけ令和クオリティなのが若干謎ではありますが、これで2階のヒロシは使わなくて大丈夫そうですね。
4階はつながる2部屋

最上階の4階は居室が2部屋。階段上がってすぐの6帖洋室がこちら。

引き戸を開けると、6帖洋室がもう一部屋。両方合わせると12帖の広さです。
2部屋ともそれぞれ寝室にしても構いませんが、階段から奥の部屋に行くには必ず手前を通らなくてはいけないことや、奥の部屋にしかエアコンと押入れがないので、奥だけ寝室にして、手前は衣裳部屋などにしてもいいかもしれません。

アクセスは、大阪メトロ中央線『九条駅』徒歩7分、阪神なんば線『九条駅』徒歩7分。JR大阪環状線『弁天町駅』は徒歩11分の距離です。
市内中心部にすぐにアクセスできる西区の端っこ。駅周辺には「ナインモール」や「キララ九条」といった下町風情感じる商店街もあり、買い物にも困らない便利で落ち着いた街です。

諸費用は、敷金ゼロ・礼金2ヶ月分の賃料共益費込み月額12.5万円。
決して派手ではないけれど、ファミリーでゆったりした暮らしができる物件を、西区の境で見つけてきたさかい、今すぐ連絡ちょうだいな。
以上、渋井不動産でした。
Photo by MIU