甦る青春の1ページ

「好きです、、付き合ってください、、!」
「オレたち、卒業しても仲間だからな。」
「おい!焼きそばパン買ってこいって言っただろ!」
この景色を前にすると、甘くて切ない学生時代の記憶が甦りませんか。むしろ経験していなくても、「そんなこともあったっけ」と錯覚してしまうほどの眺めです。

思わずブログのタイトルにポカリスエットっぽいキャッチコピーを入れたくなるような、巨大ルーフバルコニーが付いている87㎡・3LDKで、皆様には青春を感じてもらおうと思います。

いきなり現れたのは私立高校のような階段。一瞬でお察しかと思いますが、エレベーターはございません。
しかしながら、今回の物件は屋上ではあるものの4階。エレベーターなんか無い校舎の階段を、友達と4階まで駆け上がっていたあの頃がフラッシュバックしますね。
お金持ち学校で常にエレベーターに乗ってたよ、なんて方は今すぐお引き取りください。
なんか全部がデカい

玄関扉を開けた時の第一印象は「広っ」。
87㎡という面積を余す所なく活かしているためか、全てのスペースにゆとりを感じます。

独立洗面台と洗濯機置場がある脱衣所も広々。余計なものが詰め込まれておらず、ゆとり世代の我々にとっては、ありがたいゆとりです。


水回りは全体的にノーマルなスペックですが、めっちゃキレイ。それもそのはず、今年4月下旬にフルリノベーションが行われたばかりなのです。
1993年築のマンションですが、ほぼ新築と言っても過言ではありません。32歳だけど見た目はフレッシュで高校生役も演じれる、神木隆之介みたいな物件です。
6帖洋室


LDKに向かうまでの廊下には6帖洋室。ここだけ玄関から直でアクセスできるので、団欒を重んじたいファミリーにとっては、塞ぎ込みがちな思春期の子供部屋にするのは避けた方がいいかもしれません。
日当たり不可避20.5帖LDK


北と南から、これでもかと光が差す20.5帖LDKがこちら。日当たりからは逃れられない造りになっているので、エアコンは絶対に設置してください。そうです、全部屋エアコンは未設置です。
日当たりによるあまりの暑さに、撮影中は熱中症と隣り合わせでした。
夏の部活の練習中、学生が顧問に「水を飲むな!」と言われていたあの時代に生まれなくてマジでよかったです。

ファミリーの生活をより豊かにする対面キッチン。こちらも新品ピカピカです。調理実習では出来なかったような、本格中華をぜひ作ってください。
6帖洋室&6.5帖洋室

リビングの西側にある2つの扉。左側を開けると現れる、二面採光で最高って感じの6帖洋室です。

隣接している6.5帖洋室も、もれなく二面採光。日当たりだけではなく、何がうれしいってこの物件、LDKも含めた全部屋に、大きめの収納が完備されているんですよね。
しかも部屋自体が広く、洋室3つとも6帖以上。普通の3LDKより、何もかもがデカく感じる物件です。

6.5帖洋室は、二面とも掃き出し窓になっているので、どちらからでもバルコニーに出られます。
何気に圧巻なこの眺め。早く冒頭の巨大バルコニーを見たいところですが、先にこの眺めの正体を説明すると、

物件全体をぐるりと覆う、引き回しバルコニー。この構造が、部屋全体に明るさをもたらしていました。
洗濯物はここに干すとして、メインの巨大バルコニーに行きましょう。

青春やん。
視界に広がる青空と、真向かいに建つ校舎が、我々の青春を呼び起こしてくれます。
かつて人気を博したバラエティ番組『学校へ行こう!』の企画、「未成年の主張」が撮影出来そうなロケーションです。
これくらいの広さがあれば、三宅くんと坂本くんが告白を終えたばかりの男子生徒に走り寄ることも可能ですね。

4階という絶妙な高さも、“学校の屋上感”を強めているのでしょうか。先ほど出した神木隆之介の影響で、映画『桐島、部活やめるってよ』の屋上にも見えてきましたね。

ちなみに右手に見えるのは4階の別部屋ですが、マンション自体が2棟に分かれている構造なので、実質ワンフロア一戸を味わえます。
別部屋の住人は、柵に布団を干すのみというバルコニーの持て余し方をされていました。

当物件の気になる所在地は、住吉区・遠里小野です。「遠里小野」の読み方については、こちらのブログでご確認ください。
南海高野線『我孫子前駅』徒歩7分。“ほぼ堺”とも言うべき大阪の南の端っこですが、『南海難波駅』までは電車で15分の近さです。
諸費用は、敷金5万円・礼金30万円の賃料共益費込み月額13.5万円です。

青春が呼び起こされるビッグバルコニーが付いている、全てが大きな3LDK。
今の時期は暑いので、ポカリスエットで水分補給しながら内見へどうぞ。
以上、渋井不動産でした。
Photo by EIKICHI