先日ご紹介した南堀江4丁目の名作ビル、みなさんご一読いただきましたでしょうか?
青い漆タイルが渋く眩しいこの外観。間も無く築50年を目前に控え、その渋さと希少価値に一層の拍車をかけるグッドビルです。
まだお読みになられていない方は、ぜひ一度ご賞味下さい↓↓↓
イニシャルコストがかかる部分は全て完成してる。しかも素敵なギミックも合わせて。
南堀江4丁目という閑静な住宅街に佇む、この名作ビルの路面店舗をどう使おう。そんな風に想像しながら読み進めていただければ嬉しい限りでございます。
ビルの正面、その3分の2を覆う当区画のファサード。観音開きで用意された店舗扉がすでに素敵だと思いませんか?
店舗を作るうえで、ヤル気とファサードは大きければ大きいほど良い。もちろん採光を得る上でも重要なのですが、間口が狭いと見映えも入りやすさも変わってきます。
その点でもこのファサードは◎。
先ずは店舗手前部分、約10坪の広さと出会いました。重厚なRC(鉄筋コンクリート)造の強靭な躯体が剥き出しで、天井には配管が走りまくり。渋井不動産好みの少しジャンクな雰囲気に圧倒されます。
ジャンクとはいいましても、コンクリートの躯体は全て白く塗装で仕上げられ、どこか品さえ感じます。
前回の入居者様が「出すの面倒だから置いていきます」と置き手紙とともに残されたカウンターテーブルが鎮座。床も前回の入居者様が施行した無垢材のフローリング。長年愛着を持って使われていたため、良い塩梅にエイジングされております。
渋井不動産としては是非このまま使っていただきたいのですが、リフレッシュしたい方はサンダーで表面を削り、改めてオイルフィニッシュさせても良いかもしれません。そんな使い勝手の良さとヌクモリティを演出する小粋なアンチクショウが、無垢材フローリングなのです。
冒頭で熱く言及した「大振りなファサード」が室内にガンガン光を入れていますね。
元々は船舶関係の部品製造を担っていた会社様の工場部分ですので、その高い天井高は他の追随を許しません。この無垢材フローリングの足元も30センチ以上も床上げしているのですが、全く窮屈な印象はありません。
前回の入居者様は手前部分を打ち合わせスペースに、そしてこちらのスペースを事務スペースとして活用されていました。
スキップフロアにした左手は社長のデスクが置かれていました。小高い所から社員様に支持を出すという、なんともテンションの高いオフィス空間。床上げした社長スペースの下に生まれる空間も収納としてはもちろん、社長のデスクから大量に露出する配線を格納できたり、細かなギミックに渋井不動産は感動しました。
センターに陣取る囲い部分は、洗面台・給湯やお手洗いなどのサニタリースペース。しかしあえて天井と隙間を作ることで空間に広がりを持たせ、大振りなファサードから入る光を届かせているのです。ジャンクな印象だけど、きちんと熟考・洗練された空間。しかも名作ヴィンテージビルの路面店舗。
既にみなさまが受話器を握っているのは安易に想像できるのですが、まだ少し待ってください。
この物件の希少価値を決定づける最後のギミックがまだ残されているのです。
前回の入居者様が最も愛と時間とお金をつぎ込んで完成した究極の一角。こちらの防音室も約9坪と十分な広さを確保しており、バンド練習からライブ演奏、そしてプライベートムービーの試写会までと、幅広く対応いたします。
初めてこの場所にきた時には「チェロ」が置いてありました。しかし、誰も全く弾けないそうで、この会社の遊びココロと本気でふざけている様子に感動したのです。
是非この場所も上手く引き継いでいただければ嬉しく思います。
本日ご紹介した東芝ビルの路面店舗、現在渋井不動産から熱く募集中です。
店舗として基本的に何商可。ただし上階にお住まいもございますので、匂いが強く出る飲食はNG、物販も併設した複合カフェや写真スタジオなんかにぴったりかもしれません。もちろん事務所としての利用もウェルカムです。大振りなファサードから車の入庫も可能ですので、リッチなガレージとしてもお使いいただけます。
そして気になる賃料は29万円。移転を検討もしていなかった事業主様のために、30坪以上ある契約面積、しかも路面店舗としては破格の坪単価でご用意いたしました。
名作ビルの路面店舗、どんな風に使っていただけるのか楽しみにしております。
お問い合わせは渋井不動産まで。
以上