谷六の長屋で住むor商う

本日は、谷町筋から一本東に入った、路地裏にある貸家をご紹介します。古い家屋も多く建ち並ぶ中央区上汐。この地名には、百人一首でも有名な、平安時代の学者・菅原道真が関係しています。道真が太宰府に左遷される際、当地で「汐待」をした故事にかけて「汐町」と称され、船場の塩町(現在の中央区南船場)との混同を避けるため、後に上町台地の「上」を冠して「上汐」になったとのこと。
*参照:中央区(旧南区)の町名(あ行) – 大阪市 ほか
「汐待」とはなんぞやと言うと、”船が航行する際、潮の満ち干きを見ながら、流れが有利になるのを待つこと”を指します。「良い時期・機会を待つこと」という意味を持つのですが…お待たせしました。今が”その時”です。谷六で、戸建て”風”住居に賃貸で住む好機です。

交通アクセスは、大阪メトロ谷町線・長堀鶴見緑地線『谷町六丁目駅』徒歩7分、千日前線『谷町九丁目駅』徒歩8分。さらに、近鉄線『大阪上本町駅』へも徒歩10分の3駅4路線の好立地。船を使わずとも鉄道により、なんば・梅田、はたまた近鉄線で古都奈良までも一本です。

広々とした土間には、名前シールを貼りたくなるような下駄箱が設けられています。歴史に触れたせいか、子どもたちの学び舎に見えてきました。実はそれもあながち間違っておりません。こちら、以前は学習塾でした。つまり当物件、事務所利用が可能なんです。


1階は12帖LDKと水回り。古さは感じるものの、清潔感はあります。4人掛けダイニングテーブルは、余裕で置けます。

キッチンは、ガス3口・グリル付きの、しっかり家族の胃袋を満たせるだけのスペックが備わっています。

1階のクローゼットは、ハンガーポールも付いているので、帰宅後コート類をここに掛けるようにすれば、玄関回りはスッキリ整頓できるでしょう。
それでは水回りのご紹介。

ほんのりピンクの洗面台は、ファミリーにはちょっと手狭かもしれません。その代わりと言ってはなんですが、吊り戸棚の収納力で、ほんのり相殺できたら幸いです。


追い焚き機能はないですが、お湯はりとゆらぎのシャワー機能はついてます。お風呂に入る時は冬場は特に、家族でなるべく同タイミングで入れるよう、コミュニケーションをとりましょう。

続いて2階へどうぞ。そういえば当物件、小型犬1匹であればペットの飼育も可能です。階段には、愛犬も安心の滑り止め付き。もちろん人間にとっても有難い心遣いです。
2階は洋室×3

ご覧の通り、分かりやすく3部屋が引き戸で横並びの配置です。真ん中が4.5帖、両サイドが6帖。

一番コンパクトな真ん中の4.5帖の部屋にはクローゼットがあるので、喧嘩にならないよういい感じにバランスが取れています。

西向きの6帖洋室は、二面採光でエアコン付き。ここで若干パワーバランスが崩れていますが、大人の寝室とすれば平和に収まるかと。



いかがでしたか。中央区上汐一丁目にある、約55㎡・3LDKの戸建て風住居。諸費用は、敷金ゼロ・礼金2ヶ月の賃料共益費込み月額12万円。前述の通り、小型犬1匹のみ飼育可能(条件変更あり)、事務所利用も可能です。
「一軒家で暮らしている気分を味わいながら、気軽に引越しができる」のが、戸建て”風”賃貸最大のメリット。戸建てorマンションどちらを購入すべきか悩まれている方も、一度長屋で暮らしてみる、というのもアリでは。
実は同じ並びの長屋、募集終了後もなお「空いてますか?」と聞かれる状況。中央区谷六というエリアで、マンションではなくペットと戸建てに住みたいと考える方が多いのでしょう。
潮時の良い今、船出の機会をお見逃しなく。
以上、渋井不動産でした。