どうもこんにちは。渋井不動産です。

渋井不動産は住居だけでなく事業用物件の仲介も行う不動産仲介店舗です。

先日執筆した『【完全保存版】大阪農林会館の賃貸事情を、見て知ってきた。』こちらの記事が公開されるやいなや、数件あった大阪農林会館の空室が即Sold Out。

大阪農林会館様からの感謝状を待っている次第でございます。

さて、本日足を運びましたのは大阪市中央区南船場２丁目。大阪市営地下鉄堺筋線「長堀橋」「堺筋本町」からそれぞれ徒歩５分圏内。御堂筋線「心斎橋」からも徒歩圏内と、ビジネスするにはいい立地。

しかも内装は渋井不動産の鼻腔が反応するくらい渋いときたものだから紹介しない理由がない。

写真は本物件２階の共用部でございます。

突き当たりには美容室様が入居し、その手前には女性によるビスポークテーラー、地下の旧ボイラー室を改装した靴の修理工房やヴィンテージショップ、そのほかの物販店・オフィスも混在した良質なカオスが広がっております。

昭和３０年代に建てられたこのRC造のヴィンテージビルディング。その歴史や時代背景等は大阪農林会館や芝川ビル、細野ビルジングや船場ビルディングなどの有名建築からはたしかに見劣りしてしまいます。

しかし可能な限り建設当時の面影を残し、入居者様に大切に扱われている様子を見るに、将来は間違いなく名作ビルディングに仲間入りするのだろうと確信しております。

そんなビルディングから現れた今回の募集区画は、一階のエントランスを抜けて、その突き当たりに待つ２４坪の大型区画。

以前の入居者様が施工したのであろう、素敵な無垢材フローリングがナイスエイジングされていますね。

単調なデザインにせず、フローリングの幅をミックスさせているあたりに強いこだわりを感じます。

上を見ればそこは４メートルほど引き上げられたRC造の躯体が丸出しに。元はこのビルの一階は全てガレージとして使われていたそうです。

現在は区分分けをし、様々な個性あふれるショップが軒を連ねておりますが、この狂おしいほど高い天井高はその頃の名残なんですね。

大ぶりな掃き出し窓は中庭に続き、対面にはこ小ぶりなプライベートサロン様が入居されております。

使用する面積はサロン様と相談していただき、この場所を植栽で埋め尽くしてもいいですね。

目線を変えます。

前入居者様が造作された壁がこの２４坪の区画をちょうど半分に仕切っています。

あの壁はぶち壊してくれて結構ですとオーナー様から拝聴しておりますので、入居した暁にはこの広大な床面積を広々と使っていただくことができます。

以前の入居者様はフローリング部分を店舗として、そして壁で仕切ったこちらのカーペットフロアをオフィスとして使われていたそうです。

もちろんこのカーペットフロアも引っぺがしてもらって結構ですとオーナー様から拝聴しておりますので、入居した暁にはカーペットフロアもPタイルもはがして、コンクリの質感を楽しんでいただければと思います。

言い忘れてましたが、入り口もかなりデコられておりますので、こちらも入居したあなたのセンスで変えていただいて結構です。

むしろ、他テナント様に迷惑がかからないのであれば、あの正面の壁を解体してファサードを前出ししてくれて構わないとのこと。

こんな懐の深いオーナー様がこの世にいるのかと、渋井不動産一同目頭が熱くなるのを感じた次第でございます。

というわけで、中央区南船場２丁目の準ヴィンテージビルディングの大型区画が、わりと内装自由な賃貸条件でただいま募集中です。業種も飲食以外は柔軟に対応していただけます。

過去に紹介した立売堀ビルディング・大阪農林会館ビルと、大阪の人気ヴィンテージビルに決して劣らない名作。

是非この機会をお見逃しないようお願いいたします。

お問い合わせは渋井不動産まで。