京町堀に月額7万円で住む
西区京町堀。このエリアのシンボルは、ご存知「靭公園」である。
靭公園といえば、数々のプロ・アマチュア選手のオープントーナメントが開かれ、西日本きってのテニスの聖地でお馴染み。「ぜんぜん馴染んでないですけど」という方は、“靭公園 聖地”で検索してみるといい。大坂なおみというワードがチラチラ引っかかるはずだ。
※もっと靭公園が知りたい方やオザワさんファンの方はオザワが探し求めた、幻の「都心のオアシス」とは。も参考にどうぞ。
公園周辺
靭公園という人気のブランドエリアだからこそ、周辺には数々の飲食店やサロンなどが軒を連ねている。
こちらのsoratobukaori(ソラトブ カオリ)は、紹介物件から徒歩1分のカレー屋。7席ほどのこぢんまりとした店内では、スチームスパイスポタージュをかけて味わう一風変わったカレーが楽しめる。
なお、soratobukaoriのInstagramを見ると、「大阪京町堀で飛べるカレー屋さんを営んでおります」とのこと。ハイにトリップするのか長州力になるのか一体どっちなのだろう。
築古2LDK
さて、飛んできた物件は、昭和49年築の鉄骨造4階建てビルヂング。王道の築古物件なので、オートロックやエレベーターがあるなんて期待はしないはず。
3階にある一室は、ワンフロア二戸の住戸が向かい合わせに配置された独立部屋。玄関ドアを開けると、リノベーションと築古が共存した40㎡の空間が現れた。
LDK12帖
土間から歩を進めると、そこはもう12帖のLDK。
左手には大型の収納が備わり、「私、洋室ですから」という顔をしたスペースが広がっているが、間仕切りがぶち抜かれているのでリビング・ダイニングとしての役目を全うしてもらいたい。
再び玄関まわりに目線をやると、奥に水回りなどが集められたゾーンが待ち受けている。
意外と強い設備
玄関すぐ隣にはセパレートされたお手洗いが。なんと、ウォッシュレットもばっちり完備なのだ。お尻への負担を覚悟していた方にとっては、嬉しい誤算かもしれない。
洗面台は浴室と同一空間。追い焚きや浴室乾燥などもないが、むしろお尻が洗えるだけでそれ以上なにを望むというのだろうか。
「トイレの次にキッチンへ行くのはどうなの」という声は無視してサクサク紹介していこう。
というのも、キッチンはガス3口に魚焼きグリル付きと十分な機能が揃っている。右手には洗濯パンがあるので、冷蔵庫置場は各々でどうぞよしなに。
二つの洋室
LDKに隣接するのは5帖と6帖の洋室。隣り合う二つの洋室にセンターリビングという間取りは、ぜひとも二人暮らしにお勧めしたい。パートナーと適度な距離感をもって暮らすにもってこいかと思う。
また、どちらの洋室にもエアコン(動作保証アリ)が備わっているのは非常に大きなポイント。標準装備されていない物件も少なくないなか、一台だけでなく二台も設置されているのだから。
ちなみに、当物件にはバルコニーが無い。欲しいという方が大多数かとは思うが、活用すると言えば洗濯物を干すくらいだろうし、なんなら部屋干し派の方にとってはさほど気にならない点かもしれない。
眺望のヌケ感こそ無いが、北西に面した窓からはじんわりとした採光が感じられ、室内が暗いといった印象もない。
では、おさらい。
西区京町堀二丁目から登場した40㎡の2LDKは、大阪メトロ千日前線・中央線『阿波座駅』徒歩5分ほど。ちなみに各線『本町駅』も10分ちょいで、どちらも靭公園を抜けるとすぐの立地だ。
気になる諸費用は礼金14万円の月額7万円ぴったり。
広くて安くて設備も強め。コスパが高くて飛べる一室が、京町堀という靭ブランドエリアから登場。お問い合わせは渋井不動産まで。
【良かった点】
◎2駅4路線のアクセス
◎靭公園周辺の人気エリア
◎立地と広さ、設備面に対する賃料の手頃さ
【気になった点】
△階段3階
△バルコニーなし