南船場のシンプルオフィス
こちらは大阪市中央区南船場一丁目。堺筋と阪神高速1号環状線に挟まれた、長堀橋駅の北東に位置するエリアである。
南船場の特色として四丁目エリアはアパレルやカフェが立ち並ぶ商店街だが、この一丁目はオフィス街の色合いが強い。というわけで、本日はこの一丁目からシンプルなオフィスのご紹介だ。
(写真は南船場一丁目で異彩を放つタイ料理屋「ブッサリン」。すでに閉店。ご愛顧ありがとうございました。)
オフィスはオフィスでも、昭和48年築の築古ビルからお届け。エレベーターが無く階段で上り下りするので、このビルと同い年ぐらいの方には少しハードかもしれない。
事務所区画
さて、紹介するのは階段3階の区画。上り下りもギリギリ許せる範疇ではないだろうか。
広さはおよそ13坪で、シンプルな正方形の間取りだ。扉を開けた瞬間、目に飛び込む大きな窓は東向き。撮影時刻は13時ごろなので、南側からの日差しが見受けられる。
陽当りの秘密
南側はこんな感じ。同じサイズの窓が並んでいるだけの、なんの変哲もない景色。しかしよく考えてみると、ビルが密集している南船場の、しかも3階なのにこの日当たり。窓の向こうは大通りでも無いのに、なぜこれほど明るいのだろう。
ガラリ。
するとお隣が2階建てで、向こう10mほど抜けていた。そう置くしかなかった室外機が2台、こちらに背を向けているだけの景色だ。両親の背中を見て子は育つと言うが、室外機の背中を見て育つものは何もない。
見上げてみると太陽がバッチリ顔を出していた。いろいろな条件が重なったおかげで、3階でも日当たりの良い空間が誕生したのである。
築浅でキレイなわけでもない、リノベーションされたわけでもない、シンプルな事務所。しかし、日当たりが良く使いやすい形、そしてリーズナブルな賃料で探すと意外と無い。また、天井を抜いて高さを出せば、もっと開放感が生まれることだろう。
と、賃料がリーズナブルであることをお伝えしたが、詳細はここではお伝えできない。気になる方は渋井不動産までお問い合わせを。
最後に良かった点と気になった点を記載しておくので、内覧時の参考にどうぞ。
【良かった点】
・日当たり良好
・大きな窓がたくさん
・使いやすい正方形のハコ
【気になる点】
・階段3階