場所良し窓多しの北堀江1LDK
やってきたのは、グッドリッチでお馴染みの北堀江一丁目。長堀鶴見緑地線『西大橋駅』の4番出口から地上へ出ると、そこはもう北堀江一丁目である。
複数路線が乗り入れがちな大阪の地下鉄は往々にして迷いやすいが、その点この西大橋駅は長堀鶴見緑地線のみ。出口さえ間違わなければ簡単に堀江へたどり着く。
単一路線なら各方面のアクセスが不便じゃないの、という心配も無用。四つ橋線『四ツ橋駅』や御堂筋線『心斎橋駅』もここから徒歩10分圏内。自転車さえあれば、難波や本町までもひとっ走りなのだから。
また、堀江といえば数々の有名店が立ち並ぶのも醍醐味。ワンちゃんネコちゃんに見守られたこちらのお店は、タルト専門店「○△□(Maru sankaku shikaku)」だ。
宝石箱のようにフォトジェニックなタルトたちは、ピザのように手で持って食べられるようタルト自体の高さをあえて低くしているそう。また、別け隔てなく選んでいただけるようタルトの値段は全て一律だ。
ちなみに、店名「○△□」の由来は、1ホールの○・1ピースの△・△を組み合わせて出来る□ということからきているそう。甘党のテンションが爆上がりするに違いないタルト専門店、ぜひとも一度ご賞味を。
※○△□(Maru sankaku shikaku)のInstagram
堀江で始める二人暮らし
そんな堀江より登場したのは、1977年築のRC造7階建てマンション。軽く見積もっても築40年は越えているだろう。共用部はそれなりの築古感が醸し出されているが、室内に入るとそんなことはザッと吹き飛ぶ。
リノベーションされたのだろう。土間も床も築年数以上の輝き。それよりなにより、大きな窓が明るく出迎えてくれるのが印象的だ。
そんな窓をスルーして奥まで進むと、□のクローゼットにぶち当たる。もしもこの窓に双子の魂が宿っていたら、全力の「ちょっと、ちょっとちょっと」をお見舞いされていたかもしれない。危なかった。
部屋は38㎡の1LDKと平米数こそこぢんまりしているものの、L字型になったLDKは12帖ほどの広さ。寝室は別になっているので、二人暮らしでも十分お使いいただける。むしろ、初の二人暮らしならばこれくらいのサイズ感がちょうど良いかもしれない。
くるりと角度を変えると、部屋の全貌が見て取れる。
料理好きのパートナーにとっては残念だが、キッチンはガス1口のシンプルスペック。しかし今はレンジで大体のものは作れる時代だ。コンロだけが調理場ではないとパートナーに伝えてみよう。だから何?と冷ややかな視線をおかずにご飯を食べればいい。
そんなことはさておき、薄っすらと見えるバルコニーがお分かりいただけるだろうか。LDKと洋室を繋ぐ△のバルコニーだ。
5帖洋室
せっかくなので紹介は洋室から。陽当りは○。西向きの窓からサンサンと降り注ぐ太陽が、窓際に陽だまりをつくっている。
二人暮らしならばセミダブル以上のベッドを置くだろうから、5帖というサイズ感は少し手狭に感じるかもしれない。そんな時は過去記事ベッド置けるか問題を参考にしていただければ幸いだ。
では、お待ちかねのバルコニーといきたいところだが、すでに見えているので割愛
する訳なかろう。
こんなにもアーチを描いているのだ。これはぜひ皆様にお見せしなければと思い、無理な体勢で撮った私のためにもご覧いただきたい。
水回り
では最後に水回りをご紹介して閉店がらがら。
トイレは洗面台と同一空間のアメセパタイプ。どちらかというとトイレの空間に寄せてきたような洗面台だ。
バスルームも特筆する機能はないが、そこそこ高年式なタイプなので心配するような年季を感じることはないかと思う。
西区北堀江一丁目から登場した38㎡の1LDKは、大阪メトロ長堀鶴見緑地線『西大橋駅』徒歩1分。『四ツ橋駅』も徒歩3分、心斎橋はもはや庭といったグッドリッチだ。
諸費用は礼金2ヶ月の月額8.5万円。
北堀江一丁目という堀江の花形エリアで、陽当り○・△のバルコニー・□い収納の○△□部屋はいかが。渋井不動産は、初めての二人暮らしを応援します。お問い合わせはお早めに。
【良かった点】
◎徒歩10分圏内に3駅3路線のアクセス
◎住環境が整った北堀江一丁目
◎アーチを描くバルコニー
【気になった点】
△キッチンの設備弱め
△こぢんまりとした洗面台