天満橋のキッチン強め分譲賃貸
やってきたのは、天満橋駅。先日のオザ畑任三郎【天満・天満橋のミステリー編】にて、まさに舞台となった場所である。
「天満橋エリア」と言うと少し語弊があるかもしれないので、ご紹介物件の場所を分かりやすく言うと、ここ大阪メトロ谷町線『天満橋駅』4号出口より徒歩4分。4と4を合わせた“しあわせポジション”だ。Beハピネス。
また、物件から6分ほど歩くと京阪シティモールがあり、京阪電鉄『天満橋駅』も隣接。京都方面も電車1本で行ける。
住みよい街並み
天満橋駅周辺の街並みを一言で表すならば、ザ・オフィス街。近畿税理士会や大阪合同庁舎、法務局といった聞くだけで背筋が伸びそうな建物が点在し、周辺のお店も充実している。
なかでも、コチラの『ACIDRACINES(アシッドラシーヌ)』は、食べログスイーツWEST百名店を何度も獲得している有名なケーキ屋さん。
店内は様々なケーキが並び、まるでアクセサリーのショーケースのようなキラキラした空間が広がっていた。クリスマスや記念日だけでなく、週末のちょっとしたご褒美にスイーツはいかがだろうか。
※営業時間などの詳細はACIDRACINESの公式HPにて
分譲賃貸
ここまで全開にされていると説得力が無いのだが、エントランスはオートロック完備。目の前の管理人室には日勤の管理人さんがいらっしゃるので、来るなら来てみろという意思表示かもしれない。
通常の賃貸物件であれば日勤の管理人さんがいるのは珍しいかと思うが、それもこれも当物件が昭和57年築SRC造11階建ての分譲マンションだからこそ。清潔感のある共用部など、管理が行き届いているのも分譲賃貸のメリットだ。
さて、エレベーターに乗って辿り着いたのは6階。玄関扉には鍵が二種類ついており、セキュリティのミルフィーユを感じる。さっきのケーキ屋さんの余韻だろうか。
先に情報を開示しておくと、室内は38㎡の2K。二人でも住める広さを有しているが、2Kという間取りの想像は少しつきにくいかもしれない。
お邪魔します。
想像できないならば、見るに越したことはない。ガラリと玄関扉を開けると、まずは和の空間が現れた。さっきまで洋菓子気分に浸っていた私の脳内に、じわじわと小豆の甘さが広がる。ちなみにこし餡派です。
シューズボックスはパタンと開くタイプ。靴を並べるも良し、大福を並べるも良し、好きなものを詰め込んでほしい。二人分の大福なら十分に入るだろうが、二人分の靴となると容量不足かもしれない。
2K登場
では、土間から歩を進めよう。扉を一気に開けてみたのだが、2Kの全貌はどのくらい伝わっただろうか。
ちなみに左手の開き戸はトイレのドア。こちらは最後にご紹介する。
キッチンが主役
2Kということは、すなわち、キッチンが独立している。中に入って驚いたのだが、ココだけで5〜6帖の広さが確保されていた。この時点で他の分譲賃貸とは一線を画している。
左手にひっそりと洗濯機置場が鎮座しているのが気になるが、ベランダかキッチンかと言われれば間違いなくキッチンに置くだろう。そういうことだ。
別の角度から。調理台はステンレスと無垢のコントラスト。床には大理石が使用され、床暖房も敷かれているため冬場の底冷え対策も万全。
ここまで気合の入ったキッチンは、そうそうお目にかかれない。では、スペックはいかがだろうか。
4口のガスコンロ。以上。
こんなにも調理スペースを有しているのに、基本の調理方法は焼く・煮る・炒めるのみ。物件はキッチン重視、お肉はこんがりジューシーという方にはなんの問題も無いが、魚好きの方にとっては魚焼きグリルも欲しかったところ。
食洗機やオーブンなんかはご自身でご用意いただくこともできる。なんたって広さは十分に確保されているので。
9帖洋室
続いて居室へ。隣接する9帖の洋室だ。
キッチンに全振りされているかと思われた内装であるが、洋室の床には無垢材が使用され、ヌクモリ溢れる空間に仕上がっている。
収納もこの通りしっかり確保。クローゼット左手にも棚が備え付けられ、デッドスペースを無駄にしない工夫が素敵。
バルコニー
バルコニーは北向き。眼前にビルがあるものの、陽当り皆無で暗いといった雰囲気は微塵も感じられない。洗濯物も1日干していれば、しっかり乾くだろう。
ひとつなぎの間取り
バルコニーから室内へ戻ると、この部屋の全貌がはっきりと確認できた。ポッカリと開いた二つの間口は、それぞれキッチンと6帖洋室へ続いている。
部屋との間にドアはついておらず、見方によってはワンルームとも言えるかもしれない。しかしながら、キッチン、リビング・ダイニング、寝室と3部屋の役割ははっきりと分かれているように思う。
6帖洋室
こちらは寝室になるであろう6帖洋室。中に入って驚いた、壁にまで無垢材が施されている。
クーラーはお隣の9帖洋室にあるため、部屋全体に空気を循環させるにはサーキュレーターが必須となるだろう。しかし、床や壁に使用されているのは調湿作用・断熱に優れた無垢材。微力ながらも暑さ寒さを和らげてくれるかと思う。
水回り紹介
さて、仕上げに水回りをご紹介しよう。
洗面台が備わったパウダールームは、6帖洋室と廊下からアクセスできる2ドア。蛇口は伸びないが、大きな鏡と洗面ボウルが特徴だ。
浴室もご覧の通り高年式のもの。追い焚きや浴室乾燥がついて機能性も申し分ない。
ラストは玄関で後回しにしたトイレ。タンクやウォッシュレットは壁に吸い込まれている。
では、おさらい。
中央区内平野町から登場した38㎡の2Kは、大阪メトロ谷町線・京阪電鉄『天満橋駅』徒歩5分前後。ちなみに大阪メトロ中央線を利用するという方は、『谷町四丁目駅』も徒歩圏内だ。
諸費用は敷金ゼロ礼金18.6万円の月額9.3万円。絶妙な賃料帯ではあるものの、キッチンや内装の希少性を考えると価値は十分。
天満橋でキッチン強めの分譲賃貸をお探しの方、二度と出会えないかもしれないこの一室をお見逃し無く。
【良かった点】
◎2駅3路線のアクセス
◎管理が行き届いた分譲賃貸
◎二度と出会えないかもしれない広々キッチン
◎デザイン性・機能性に優れた無垢材を贅沢に使用
◎充実設備の水回り
【気になった点】
△家具レイアウトの自由度が低そう
△調理中のにおいが充満するかも
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:88882)