【事業用】満身創痍で余命宣告された西天満、最後の入居者募集。


西天満のレトロビルが、とうとう余命宣告を受けた。

いったいあとどれぐらいの間、その存在を感じることができるのだろう。渋井不動産が入居する石原ビルディングも余命あと僅かということもあり、こういった話を聞くと駆けつけずにはいられない。

石之ビル


この西天満という場所は、北新地の東側。大阪地方・高等裁判所があり、街の雰囲気は非常に落ち着いている。弁護士事務所が数多く点在するが、それと併せて古美術商の店舗もよく見かける。

この西天満、旧地名は「老松町(おいまつちょう)」という名称で、もともとは大塩平八郎など著名な学者が多く住む学問・文化の街として知られていた。戦後になって古美術や骨董の店が集まってきたのも、その空気があったからだろう。

ちなみに、大阪観光局公式サイトではこのあたりを「アカデミックな雰囲気」と紹介している。一度は誰かに言われてみたい。

大阪観光局公式サイトはコチラ

石之ビル

階段4階

まず、契約の際は「4年の定期借家」という条件での入居となる。そして大きなハードルはこの階段。それも4階。築60年を超えているのだから、その点は涙を飲むよりほか無い。

4年間、4階を上り下りする足腰なのか、いま一度自分の身体にクエスチョンを投げかける必要がある。

石之ビル


4階まで来ると、掃除道具が並んでいる。

これからメインでご紹介するのは南側(写真右奥)の部屋。写真左手の白い扉(北側)も空いているが、今回の記事では触れずにしておく。

ちなみに、階段を上って5階も事務所がある。小さい区画に興味がある方は一度ご連絡を。

石之ビル

無骨なハコ

見ていただきたかった、およそ24坪のハコ。

コンクリートの床は黒く塗装され、天井も同じく塗装。蛍光灯やスポットライトが「パナソニックな雰囲気」を醸し出しているが、その話は今は置いておこう。

石之ビル


照明は全て残置物。SRC造のこういうハコを見ると、つい天井を抜きたくなる。オーナーに天井を抜いてもいいか尋ねたところ「えぇけど、配線とか見えるで?」と快諾いただけた。

しかし、今回ばかりはこれを諦めるしかないのだ。なぜなら・・

石之ビル

まさかの雨漏り

ご覧のように、一部雨漏りしているのだ。

天井を抜いてしまったらこの受け皿が無くなってしまい、ポタポタ必須。ちなみに、ここは修繕されずに現状のままでの引き渡し。

なぜ修繕しないのか、それはこのビルが建て替えられるからである。建て替え計画開始までの期間、それが4年であり、このビルの余命なのだ。そう考えると、涙もポタポタである。

なお、建て替え決定に至った理由と大塩平八郎の乱は関係が無いとのこと。

石之ビル


雨漏りという大きなダメージを追ったこのハコ。しかし、我々は諦めなかった。

入居者になんとか最後の4年間を心地よく使っていただくため、この「渋井ダム」を建設しておいた。時折、入居者による放水が必要になるかもしれないが、ぜひ活用いただきたい。

石之ビル


ダムの横にはシンクがあり、その隣からガス栓も顔を出している。

また、大型のエアコンもある(残置物)が少し年季が経っているので、使用の際はクリーニングを入れるのが吉だろう。

トイレは共用部にあるが、新しめの和式。洋式派はワンフロア下をご利用で。

石之ビル

時間制限も有り

そしてもうひとつ注意。

このビルで仕事をする場合、「(オーナーがシャッターを閉めないといけないので、あんまり遅いとしんどいから)基本的に21時」でビルを出ないといけない。朝はだいたい8時ごろからで、日・祝はシャッターが閉まってしまう。

余命もあり日中の営業時間も限られてくるという、最後のわがまま全開なハコ。

石之ビル


数々の問題を抱えた、満身創痍のビルディング。

しかし、そのおかげか条件は非常に良心的なので、足腰が強く雨漏りも気にしないのであれば、チャンスかもしれない。

余命4年、この部屋最後の入居者募集だ。

(物件番号:84366)

石之ビル

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