シェア
植田ビル2号館

オッサン好み

ここは大阪市北区西天満。
西天満と聞いて連想するのが「裁判所」で、この辺りは弁護士会館やら弁護士事務所やらが数多くあり、住宅街とは異なる静けさが漂う。その反面、飲食店もそこそこに立ち並び、少し敷居の高そうなお店から昔ながらの純喫茶というこのエリアの特性を孕んだ顔ぶれ。良くも悪くもオッサン好みかもしれない。さらに、御堂筋を西へ越えればそこは北新地ということも添えておこう。
本日はそんなオッサンエリアから、事務所を一区画ご紹介しよう。エントランスに入るとまずは階段。

植田ビル2号館
階段を上るとエレベーター乗り場まで廊下が伸びている。このビルは昭和47年築で、48歳ビルヂング。
そう、もうお分かりいただけただろう。このビルもまたオッサンなのである。ここにオッサンが入居すれば、オッサンエリアのオッサンビルにオッサンが事務所を構えるという、幾重にも重なるオッサンミルフィーユが完成する。
植田ビル2号館
さて、こちらがオッサンベーター。
このオッサンベーターは、巷でよく見るエレベーターとひと味もふた味も違う。
※オッサンベーター:オッサンの年季が漂うエレベーター
植田ビル2号館

手抜きのオッサン

なんと、目的階の6階まで直通ではない。さすがオッサン。仕事にも慣れ、手の抜きどころをわきまえている。
エレベーターはあるが、5階まで。このあたりの不器用さもまた愛すべきポイントだ。

植田ビル2号館
一番下のボタンを押してみたい衝動に駆られたが、ここは我慢して5階へ。
ちなみにこのオッサンベーター、目的階に到着すると結構揺れる。小池栄子が走ったときぐらい揺れる。
植田ビル2号館
足元から隙間風が入ってきそうな玄関。
暖房を入れても、温かい空気は軽いので室内の上部に滞留するだろう。足元は寒く、上半身は温かいという現象を避けるためにも、室内の空気を循環させなければならない。
室内に入る前のわずか数秒で「サーキュレーターが必要だ」と思わせるこのポテンシャルたるや、である。
植田ビル2号館
エイジングの効いた約11坪の室内。
若い駆け出しの青年の事務所か、はたまた賑やかな女性がたくさんいる事務所か、どんな人がここで働いていそうだろうか。想像を膨らませて出てくる答えはひとつ。あえて言うまでもない。
植田ビル2号館
南向きの窓とブラインド、そしてその右手に義務教育では教わらない色の扉。
玄関前であれだけのポテンシャルを見せつけていたのに、それだけではとどまらなさそうな気配。オッサンの腹の底を見ていただく時が来た。
植田ビル2号館

ビッグバルコニー

なんと専有のビッグバルコニー付きだった。
事務所物件では珍しいビッグバル付きは、オッサンビルから現れた。部屋の広さと比べて一回り小さいぐらいではあるが、一息つくには充分である。

植田ビル2号館
また室外機にポツンと置かれたテキーラ入れ、ではなく灰皿が哀愁を漂わせている。
昨今の禁煙ブームで肩身が狭くなったオッサンが、ここでは羽を広げてタバコをふかしていたのだろう。
植田ビル2号館
あなたはオッサンだろうか。
ここで言いたいのは、オッサンしか入居できないとかそんな話ではない。大事なのは、誰の中にでもいる心のオッサンがこの部屋求めているかどうかである。「Everything gonna be Ossan.」と世界中で歌われているように、どこにでもオッサンはいて、みんながみんなオッサンなのだ。あとは自分の中のオッサンと相談してみてほしい。
最後に、徒歩10分圏内にある沿線をご紹介しておくので、参考までに。
京阪線・京阪中之島線・JR東西線・御堂筋線・谷町線
お問い合わせは、渋井不動産まで。
(物件番号:78100)
植田ビル
シェア
  • 【事業用】オッサン好みの西天満事務所、ルーバル付き。
  • 北区

渋井不動産の最新情報をチェックする