京阪本線が走る「天満橋・北浜・淀屋橋」周辺はビジネス街としてのイメージが強いと思うのだが、私の認識はそれだけに留まらない。
写真左手の『高麗橋野村ビルディング』もその一つだし、向かいの『三井住友銀行大阪中央支店』も圧巻の建築美だ。金融の中心地として栄えたこの地において、その財力をこれでもかと主張しているようだ。「一等地」と呼ばれる所以が、建物や街の雰囲気からも感じ取れる。
さて、本日紹介する物件は駅から歩くことたったの2分。中央区は高麗橋一丁目からの登場だ。
実はこの物件、以前にも渋井ブログで登場しており、ひょっとすると見覚えのある方もいるかもしれない。以前の記事で紹介した部屋は最上階の9階だったが、今回の部屋は少し下がって4階の角部屋だ。
事務所使用可
先に言っておくとこの部屋にはバルコニーがなく、洗濯物は室内干し必須。しかし、この部屋は事務所使用が可能なので、事務所兼自宅を探していた個人事業主は必見の回となっている。「メインは事務所、あとはシャワーがあればそれでいい」という方にとってはバルコニーなんて必要ないだろう。
写真左手には説明不要なほど大容量の収納が備えられており、土間にも小ぶりのシューズボックスが置かれている。個人的に土間は広い方が好みだが、収納力が優れているに越したことはない。
広々18帖
メインとなる洋室は約18帖。
決して日当たりが良いわけでもないが、角部屋の特権である二面採光によって昼間なら照明要らずな省エネ仕様だ。二つの窓を開けておけば気持ちのいい風が吹き抜けてくれるので、室内に洗濯物を干してもクサくなる心配はなさそうだ。あとは風邪をひかないように注意するだけだ。
室内室外機置き場
パカリしてみると、そこには室外機が陣取っている。思いっきり室内に置かれてはいるが、紛れもない室外機置き場だ。ある意味では「収納」だが、何物かが入り込める余地はもう残されていない。ここで「室外機」の定義を追求しても仕方ないので、さっさと次に進むとしよう。
天井には天窓が付いているのかと思ったが、よくよく考えてみるとここは4階。天窓なんてあるはずもない。ただの照明カバーだ。
壁と天井の隙間から照らされる仄かな間接照明がニクい。とは言え、普通のシーリングライトに比べ、蛍光灯が切れた時には少し手間がかかりそうだ。
敷金礼金はともに1ヶ月ずつ、賃料は管理費込みの8.7万円で募集開始だ。
売買物件としても
今更だがこちらの物件、思い切って買い叩くことも可能だ。
販売価格は1580万円。もちろん費用はかかるが、買ってしまえば3点ユニットをセパレート化することもできるし、これでもかと自分好みのオフィスに改造することもできる。購入資金を経費として計上することはできないが、毎月の賃料を抑えられるし、最終的には自分がオーナーとなって貸し出すことで収益も期待できる。
「北浜」という説明不要の一等地で、事務所を「買う」というのも選択肢のひとつだろう。
お問い合わせは渋井不動産まで。
(物件番号:51885)