京町堀髙木ビル
あなたはご存知でしょうか。事務所用途、特に建築系・デザイン系事務所に絶大な人気を誇る大阪市西区京町堀一丁目。大坂ナオミな靭公園が南側に走る、世界が注目する街の本通りに面する一軒の築古ヴィンテージ。
そう、その名も京町堀髙木ビル。言わずと知れた「藤原ビル」「安田ビル」「京二ビル」と並ぶ、京町堀通りを代表する名作建築です。(ちなみに京町堀通りをそのまま御堂筋まで歩けば大阪ガスビルも同じ通りにあります。名作だらけの東西線、大阪の歴史を語る上では欠かせない通りであることは間違い無さそうです。)
元は鉄筋コンクリート造2階建で造られた建物は、昭和46年に増築。今の鉄筋コンクリート・鉄骨造5階建に姿を変えました。これがまた珍しくも、当時建て替えを検討したオーナーがゼネコンに依頼をしたところ、建物が頑丈すぎるため費用が掛かりすぎるという問題が発生。結果、元の建物を覆う形で増築がなされたというのですから、相当な強度を誇る建物ということは取り敢えずお伝えできそうです。
通りに面した大型窓が魅力の15坪
そんな京町堀髙木ビルから本日預かった空室は、京町堀通りに面した間口4500mmを超える大型窓が魅力の一区画。デザイン事務所用途で使われていた貸室内は非常に清潔な状態が保たれており、今すぐにでもお使いいただける内容で賃貸募集を開始いたしました。
写真に見える床は、タイルカーペットの上にベニヤ板を敷き詰めたもの。本来であれば原状回復を施したうえでご退去いただく必要があるところですが「建物・街の雰囲気とマッチした空気感が印象的で、めちゃくちゃ素敵」という僕の感覚と独断で、内装そのままでご退去いただく形になりました。
ベニヤ板敷いただけでしょ。とはいうものの、見れば「あ、わかってるね」となることは間違いなく。もちろんお好きな床材に変更していただくことは可能ですが、「事務所内装にコストはかけられない」という方が多いのも事実。まだまだ生きているこの事務所を、良ければこのままご使用ください。
居抜き事務所ならではの居心地の良さ
床材のみならず、パレットを用いたパーテーションも残置していただくことに成功しました。パーテーションの向こうに見えるシンクを隠しながら、上手く圧迫感のない収納スペースが確保されています。
このパーテーションを残した意味もまた一つありまして、実はこのパーテーションは写真で見ていただければわかる通り、ビス止めではなく天地の突っ張りで固定されているのです。現状回復の費用負担を少しでも軽減するための工夫かと思われますが、このままお好きな場所に、しかも簡単に移設が可能な優れモノ。もしも「要らねぇよ」という方に借りていただけた暁には、渋井建装の什器ストックに仲間入りさせますので、お気軽に不用宣言をお申しつけください。
(渋井建装とは:渋井不動産を運営する株式会社NONFIXの建築工事部門。住宅・店舗・事務所の内装プラン立案から施工まで、お気軽にご依頼くださいませ。また、渋井建装では現場で発生した中古家具・什器などを厳選し、自社倉庫にて保管しております。将来的に出会うお客様の希望内装に合わせて再利用することで内装工事やインテリアのコストダウンが実現できるため、大変好評をいただいております。)