ご無沙汰しております、名作です。
大変お待たせしました。
本日は久々に渋井不動産が誇る名作物件をご紹介したく、筆をとった次第でございます。
その希少価値はタスマニアンデビルの出現率を超え、存在は知っているけども空室であることが奇跡に近い、そんな物件です。もともと衣類卸商をしていたビルを、大胆にデザイナーズコンバージョンいたしました。大阪市ハウジングデザイン賞もゲットしております、もちろん。
場所は中央区鎗屋町、泣く子も黙るセンター・オブ・中央区。
出だしはこれくらいにして早速みて行きましょう。
デザイン性の高さに、目を疑う。
無慈悲にも造作された壁・床・天井をくり抜き、これでもかと躯体を顕にした室内。
壁はマットなホワイトの塗装、床はジャンクに黒く塗りあげ、天井はRC造(鉄筋コンクリート造)の表情をそのままに残しました。
そして奥に見える玄関の扉から推測できる抜群の天井高。
既存の日本的な内装デザインを無視した唯我独尊のデザインに心が踊るのです。
ぜひ我こそはと思う貴方のお問い合わせをお待ちしております。
ご紹介はもう少し続きます。
天才デザイナー、チャールズ・イームズはこう言いました。
「ディティールはただのディティールではない。ディティールこそがデザインなのだ。」と。
まさにその言葉に真実性を与える創作だと、私は感じました。
アメリカンセパレートで広く取られたスペース。グルーミングキットを仕舞う場所もないし、ランドリーグッズを置く棚もありません。ただただシンプルな空間なのですが、それがいい。
洗面台も小ぶりな葫蘆製のもの、でもその蛇口のデザインに少し遊び心を添える。腰壁にはタイルを敷き詰め、高級感と清潔感を。
デコラティブなデザインの鏡の下にはきちんとコンセントを配備する。まさにディティールを突き詰めた上にデザインが宿ることを体現した空間なのです。
希少なタイル張りのお風呂。在来工法の高級な浴室です。
浴室乾燥機と併せて、きちんと換気窓があることも見逃してはいけません。鈍くシルバーに輝くシャワーヘッドもきちんと空間とマッチしております。
ネット全盛の今の時代、埋もれてしまう過度な情報の中にキラリと光る部屋がある。
その埋もれてしまう部屋が持つ魅力や、ネットに挙げられている間取りだけでは絶対に見えない部分をお伝えしたく、渋井不動産は日々奔走しております。
数多あるコンバージョン物件から飛び抜けて渋く、他にないデザインと踏襲するディティールの美しさ。広さも54.18㎡(16坪)ありながら、そこに住める設備(専用トイレ・バス・洗濯パン)を用意しました。
もちろん住まいとして使っていただいても構いませんが、クリエイターのみなさまにぜひ住居兼アトリエとして遊んでいただきたいですね。
そして遊びに来た友人にディティールを語ってほしい。今回は尺の関係で削りましたが、エントランスから面白い。詳細は過去の記事をご参照くださいませ↓
今回は共益費込16万円で募集しております。
空室の確認・お申し込みは渋井不動産まで。
以上。