本日は7月初めての「事業用物件」の紹介記事ということで、いささか肩に力が入っています。しかし本日ご紹介する物件は本当に良いハコですよ。
この鬱陶しいジメジメした気分を晴らしてくれる、そんな物件を見つけてきました。
(この記事は9割書いた時点で、保存したままアップするの忘れてました。深くお詫び申し上げます。)
その名も、A.I.R.1963。
元は「日本通運」の湊町営業所として1963年に建てられたナイスビル。
老朽化のため営業所の機能を堺市に移し、ビルが解体されることになっていたのですが、抜群のグッドリッチと趣高い佇まいを惜しんだ者たちの働きによって、ビルを解体せずにギャラリーなどを集積した大阪初のアートコンプレックスとして活用する案を日本通運に提案し、実現した名作ヴィンテージビルでございます。
※アートコンプレックス とは・・・同じビルのなかに複数のアート・商業スペースが居を構え、展覧会などを通じて相互の交流と盛り上げを図っていく複合型ギャラリーのことである。
壁には自由に告知ができるラックがあったり、すでに躯体むき出しの姿に引き算の効いたデザインを加えている様子。
手すりなんかは当時のものをそのままに、50年前のRC造らしい堅牢な姿がグッときます。ヴィンテージという言葉はただ古いものには当てはまらなくて、古さの向こう側や奥行きを感じた時に当てはまるのだと思います。
このビルはまさにそう。
引き渡しは現状まま。しかし、それが渋い。
部屋に入ると、荒削りに解体された姿が。
もちろん現状ままの引き渡しになりますが、前回の入居者様が残した内装がそれはそれは渋くて、この箱に引き算のデザインと、ミニマムな塗り替えだけで使って欲しいなと。
扉を開けてすぐの場所はショップスペースにし、こちらの空間を工房のワークスペースとしてお使いになられてました。
体感ですが、おおよそ3坪くらいでしょうか。
広大な空間がお好きであれば取り壊していただいてもOK、お任せいたします。
「あれ?こんなん無理かも?」
「もしかしてそんなん無いんじゃない?」
そんな不安を一度弊社にぶつけてみてください。もしかしたらお力になれるかもしれません。
大阪市内の渋い事業用物件のお問い合わせは、渋井不動産まで。
以上