「アイツさ、久しぶりに会ったらまじ丸くなってて〜」
とある平日の昼間、カフェでChill中の私の耳に、隣のギャルの会話が聞こえてきた。
スマホの画面を見ながら、彼女たちの会話は続いていく。
「最初から、なんか他とは違うなって感じあったじゃん」
「遊び心あるっていうかさ。学生の時だって制服の着こなしからうちらと違ってたし?」


「ちゃっかり優等生で、憧れてる後輩たちもいたし」



「でも自分が器用でなんでもできちゃう分、周りのことちょっと下に見てるみたいなとこ、ない?」
さっきまで聞く担当だった片割れが初めて口を開いた。

「それが、まじで丸くなったんだって!」
信じられないとでも言いたそうな片割れに、また何やら画像を見せている。


「うん、それはさすがに丸いっすね」
「っしょ!?」
思わず声を漏らした私に驚くそぶりも見せず、気づけば私も隣の会話に混じっていた。

「それでも昔の面影はちょっと残ってたんすよ」

「完全に別人じゃなくてむしろ安心したっす」

いつぞやのギャルとの会話で見つけた、古き良きと新しさを兼ね備えるリノベーションの一室。
大阪メトロ長堀鶴見緑地線『西大橋駅』徒歩3分、大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線『心斎橋駅』徒歩11分、敷金・礼金1ヶ月の賃料公益費込み月額10.3万円で、尖ったアイツも丸くなる。
以上、渋井不動産でした。
Photo by : MIU