渋井不動産の事業用仲介を担当する大阪きってのバーサーカー(狂戦士)。
見た目からは想像できないほどに寒がりで暑がりで猫舌。スウィーツをこよなく愛し、コーヒーに入れる砂糖も常人より少し多め。
宇多田ヒカルが好き。
本日私KINPONが足を運んだのは大阪市西区本田1丁目。西区のラブスポットナンバーワンと評されるこの町から、とんでもない物件が発掘されました。
冒頭の写真でお気付きの方も多いかと思いますが、かなりイかれたアンチクショウです。
いかがでしょう。こんなに朽ちた景色を、あなたは見たことがありますか?そして、この前を通ったその時、ここにイかれたアンチクショウが存在するなんて思いますか?
渋井不動産は嗅覚が違います。
と、ここで冒頭に戻ります。
最初に断った通り、この物件を私はどう形容していいものかわかりませんでした。
ただ、この物件のポテンシャル・可能性は存分に感じます。ピンとくる人に使っていただければ、何か面白いムーブメントが起こせるのではと。
身長185センチの私がギリギリ屈まずに通れる高さの入り口を抜ければ、このような景色と出会います。
奥に進めばその天井高は3メートル弱にまで引き上げられ、世界遺産の鍾乳洞に突入したかのような錯覚に陥りました。
おそらく以前はもっと朽ち果てていたであろう躯体は、全入居者様によって白く塗られ「廃墟っぽいのになんだか清潔感も感じる」という不思議な感覚を覚えます。
コンクリートの地がむき出しの床の上にはゴミが散乱し、無法地帯感を演出しておりました。
こちらの間取り図をご覧ください。
やっと物件の全貌が見えたなという感じですが、本日の物件は164平米の広大な面積を複数の小部屋に区切っております。
私はわかりやすいようA〜DD’〜Eと、5つの区画に分けてみました。
デスクに手を置いただけで映える。
「そこに少し手を添えて、明後日の方向を見てください。」
とカメラマンのザワオに指示されたのでパシャり。見事に映えました。
一歩出れば完全に朽ちたビルとラブホテル。そんなギャップの中に浮いたこの物件が、私をインスタグラマーに昇華してくれる。そんな感じでした。
やはり、映える。
こちらは間取り図Cの区画です。
扉も何もなく、オープンにされたスペース。ここでもやはり、映えました。
天から吊るされた「おばあちゃん家の照明」が最高の世界観を構築し、朽ちてボロボロの窓から入る光が異次元に誘います。
50坪を超える床面積で何をしようか。もちろんガレージにしても構いませんし、スタジオやアトリエ。大型の家具なども大量に展示できる物販店舗も最高です。
でも私はここを「複合店舗」にしてほしいなと思います。
かっこいい大人が集まって、かっこいい空間に作り直してくれないかなと。
無駄に渋い、ディティール。
いまから約50年以上前に建てられた本物件。インフラを支える塩ビのパイプもむき出しに、その姿は無駄に渋く、男らしさまで感じました。
しかし、見栄えが悪いと言われればそれまで。この部分は塞いでいただいて結構です。
大阪市西区に登場した朽ちた164平米≒約50坪の区画がただいま入居者募集中です。
気になる賃料、共益費込み9万円(+消費税)。
こんなことが許されていいのでしょうか。西区の家賃相場を粉々にする坪単価は1700円でございます。しかも礼金20万円で入居していただける安心設定。
誰がこの場所を借りるのか。ただ一つ確実に言えることは誰かが借りるということ。
この場所を活用できる方、そんなあなたのお問い合わせを渋井不動産は待っております。