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talo coffee

城東区は深江橋にある喫茶店『talo coffee』。名物の”厚焼きたまごサンド”や”あんバターサンド”がTV番組で取り上げられたことでも有名です。仲介はキンポン、施工は渋井不動産。

移転前の上本町店から数えると、11月4日で10周年を迎えられました。店主の小堀(こぼり)さんとは、プライベートでも親交が深い10年来の付き合いの総務部リサがインタビュー。10年を振り返るにはどれだけ時間があっても足りない、濃い〜軌跡に迫ります。

実は2年前にも『talo coffee』のあんバターサンドを渋井ブログで紹介しています。こちらもぜひ、あわせてお読みください。

めちゃめちゃ戦略家のオーナー 小堀さん

”厚焼きたまごサンド”誕生秘話

-リサ
やっぱりお客さんの目当ては、”厚焼きたまごサンド”や”あんバターサンド”ですか?

-小堀さん
ほとんどそうですね。それは上本町に店舗があった時からです。それを主軸にオムライスや特製キーマカレーなど他のメニューも考えてるかな。

移転前の上本町店のオープン時にお手伝いした仲のリサ

-リサ
たまごサンド”と”あんバターサンド”、どちらが先に誕生したんですか?

-小堀さん
たまごサンド”です。元々僕が淀屋橋の喫茶店「三番館」で働いてて、自分のお店を始める時に何か武器になるメニューが欲しいなと思って考え出しました。卵はみんなが好きやし、子どもから大人まで、”朝・昼・おやつ”と、時間帯に関係なく愛されるかなと。
見た目も黄色と白でシンプルでいいし、なんかノスタルジックなのも良くて。あとは厚みをだそうと思って今のビジュアルになりました。

卵を6個使用しているとのこと

-リサ
わぁ〜、そうだったんですね。味付けは?

-小堀さん
味付けは、僕が子どもの頃おばあちゃんちで夕方小腹が空いた時に作ってくれた、甘めのスクランブルエッグとマヨネーズを和えたものがルーツです。だからたまごサンドは、おばあちゃんの味。

新天地は中心地から離れたところで

-リサ
元々上本町で営業されてて、立ち退きでこちらに移転してきたんですよね?

-小堀さん
6年半上本町で営業してて、ここに移転してきました。物件探しは苦労しましたね。元々渋井不動産のことは知ってたけど、最後の砦として考えてたんです。自分でいろいろ不動産屋を5,6軒くらい見て探してたんですけど、なかなかいい物件に出会えなくて…。
それで、渋井不動産に電話したんです。担当者が不在やってことで、うちのお店の営業時間後に折り返して欲しいって頼んだのに、すぐ折り返しの電話がキンポンさんからかかってきて。「talo coffeeさん、僕よく行くんですよー」って。

-リサ
そうだったんですね。結構食い気味に。笑

-小堀さん
そうそう。笑
キンポンさんが何度か上本町のお店に来てくれてて面識はあったんです。それで移転先を探してることを相談して。

最寄り駅は大阪メトロ中央線 深江橋駅

-リサ
エリアとしては中心地から外れたところで探してたんでしたっけ?

-小堀さん
ちょうどコロナの時期だったんですけど、繁華街は家賃が高いし。上本町でお店をしている時は、忙しすぎて家族との時間がなかなか持てなかったんです。だから、繁華街から離れた住宅街でやろうって嫁さんとも話し合って。地元の人がゆっくりできる場所を作れたらいいなって
「それやったらいいところありますよ」ってキンポンさんが提案してくれたのがここやったんです。家族中心の生活にしようと思って、営業時間も夕方までに終わるようにと思ってたのもあって、この場所ええやんってなりました

店内奥では奥さまが手がけるエコバッグブランド アンセリナを販売

店舗デザインはご自身で

-リサ
なるほど。上本町での経験がライフスタイルを顧みるきっかけになったんですね。

-小堀さん
そうですね。しかもその時期、ちょうど自宅を建てている最中で、自宅のデザイン、移転先の物件探しからお店のデザイン、さらに子どものお受験とを同時進行にしてたからめちゃくちゃ大変で。

-リサ
えっ、ここ小堀さんのデザインでしたっけ!?

-小堀さん
そう。特にデザインの勉強をしてたわけではないんですけどね。父親と兄が建設業をしてるのはあるけど、独学で。元々家具とかも好きやったんです。
物件がここに決まったら子どもと紙粘土で模型を作って、設計図を書いて。いろいろインテリアの本やインスタを見ながらお店のイメージを形にしていきました。

インテリア本は上本町の古本屋さんで買い集めたもの

-リサ
このソファのイメージも小堀さん?

-小堀さん
そうそう。ここのデザインのイメージソースはインドのカレー屋さんなんです。インスタで見つけた店舗の写真を見せて、ソファの幅のイメージなどを、施工を担当してくれた渋井不動産代表の浅井さんと共有しました。

-リサ
そして店内に入って目に飛び込んでくるのは、この壁面の絵画ですよね。小堀さんと浅井とで描き上げたという。

-小堀さん
そう。店内に入って、バーンとモニュメントみたいなのが欲しいなと思ってたんです。元々こういう大きな絵がスタバに飾っているのを見て、嫁さんとこういうのいいなぁって言ってて。
この色分けにも実は意味があって、老若男女を表していて、明るい1日になるように、と上にいくほど明るくなっていくようにして。売り上げも右肩上がりにっていう願いが込められてます

-リサ
そんなに深かったんですね。

-小堀さん
後付けやけどね。笑
左下から浅井さんが描いていくっていうから、ほんなら右上から僕が描き始めるわって描いていって繋がった。時間も限られてたから30分で仕上げたんです。フォトスポットにもなってるし、みんなに言われる「この絵いいね」って。

-小堀さん
それとここの壁のガリガリは「ここはやらせて」って浅井さんが。お客さんからの評判がいいですね。建築とかデザインを知ってる人から褒められます。

渋井不動産記念感謝祭に出店して

-リサ
「三番館」で働いてる時からなので、うちとの関係も長いですよね。そういう意味で、11月に開催した「渋井不動産10周年記念感謝祭」は出店者としてどうでした?

10周年記念感謝祭の様子

-小堀さん
渋井不動産らしいなっていうイベントでした。
おかげさまで大盛況で、用意してた40個のあんバターサンドがまさかの1時間で完売しました
みんなインカムで連絡取り合いながら忙しそうにしてたけど、来場者が1000人超えたんでしたっけ?

-リサ
そうです。当日は本当にバタバタでした。
イベントに来られた方で、『talo coffee』を知っていたお客さんは来られました?

土佐堀川が望めるテラスで出店

-小堀さん
何人かは来てくれてたかな。なんせ1時間で完売しちゃったんで。

-リサ
そうですよね。苦笑
うちの周年がきっかけでtaloに来られる方が増えたらいいですね。割引クーポンも配布したので、期限内にぜひ来店していただきたいです。

-リサ
『talo coffee』さんも上本町店を合わせると10周年ですが、今後の展望などあれば最後に聞かせてください。

-小堀さん
テイクアウトに力を入れたいなと思ってます。ショーケースを置いて、パッキングしたサンドイッチのテイクアウトをやりたいなと。
それに、あんバターサンドに次ぐメニューは、何年も前から構想はあるんですけどね。平日限定メニューみたいなものを増やしてもいいいかな、とかいろいろ考えています。

-リサ
意外と戦略家ですよね。笑 見た目が”映えるかどうか”もかなり考えておられて。

-小堀さん
ちゃんと考えてるやろ?あんまそういうのって自分で言いたないけど。笑

-リサ
長いお付き合いですけど、改めて今日お話を聞けてよかったです。これからも末長くよろしくお願いします。

talo coffee

【住所】大阪市城東区諏訪四丁目10-2
【営業時間】8:00-夕方頃
【定休日】日曜日・臨時休業あり

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  • 『talo coffee』(移転前も合わせて)祝10周年、おめでとうございます。

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