天一の飲食可・店舗
やってきたのは、天神橋一丁目。曇天を気にすること無く、薄着で佇むチーフ(渋井不動産ディレクター)とともに、物件をご紹介いたします。
後ろのマダムたちにチーフがヒソヒソされているところ恐縮ですが、本日ご覧いただくのは、日本一長〜い商店街・天神橋筋商店街の中にある店舗区画です。なにやら飲食店も可能らしいので、どうぞ見て行ってください。
アクセスは、大阪メトロ谷町線・堺筋線『南森町駅』・JR東西線『大阪天満宮駅』どちらも5分ほど。チーフがいた商店街の入口からほど近く、居酒屋や喫茶店などの飲食店に囲まれております。
1階は絶賛工事中で、なにやら洒落たフレンチが入るとか。商店街入口にも連日行列のできるカフェがあるため、20〜30代の集客が見込めそうな立地と言えましょうか。
階段上り、中2階へ
たどり着いたのは、中2階の区画。昇降は階段一択ですが、2階にも満たない階数なので、さして気になることはありません。
それより気になるのは、
この天井の低さ。
およそ9坪の区画に対し、天井高は2mちょっと。梁下は175cmほどなので、身長186cmのチーフの場合、こうなりました。8bitのドラクエなら、その場で足踏みをし続ける高さです。
チーフがいなくなると、いたって普通の店舗区画に見えますね。以前はインテリアのショールームが入っていたそうで、現状は事務所のような内装。
店舗づくりにおいて「天井が低いこと」は、「プライベート感がある」という印象を生むと言われています。会員制のバーや割烹料理店など、隠れ家的なブランディングにもハマりそうです。
個人的には、くぐるようにして入室する茶室のようなイメージで、和カフェや純喫茶なんかも面白いな、なんて思いました。
コンパクトなシンクやエアコンも設置済み。水道・電気のほかに、ガス栓もございます。
業種は、物販・ショールーム・飲食店など。重飲食はNGです。
同ビル内には、鞄屋やミュージックスクール、デザインワークショップなど、感度の高いテナントさんが入っており、話題になりそうなフレンチが1階に入ることで、ビル自体の視認性もますます高まりそうな予感。
「天井が低い」ことを価値に変えて、この区画でしかデザインできない店舗設計を。
以上、渋井不動産でした。