我らが大阪農林会館
渋井不動産がオフィスを構える「大阪農林会館」から、1F路面区画が出ました。というわけで今回は、「お仲間になりませんか?」というお誘いの回です。
1930年竣工(築93年)の当ビルは、2021年に登録有形文化財の認定をうけたヴィンテージビル。もとは三菱商事の大阪支店だったものの、財閥解体とともに農林省のOBによって購入され、「大阪農林会館」となりました。当初は、主に戦後の食糧統制を担う事務所などが入居しており、大阪砂糖取引所の立会場も入っていたそう。
渋井不動産の事務所が入る5階は、商社時代に食堂や厨房があった階で、特徴的な壁や天井など、当時のままの装飾文様が残されています。ご内覧時は、ぜひ丸ごと当ビルをご堪能ください。
1階路面です
市松模様のエントランスや、エレベーター横の阿部式時計など、共用部でもご紹介したい箇所はたくさんあるものの、今回は1F路面という独立した区画のため、泣く泣くスルーさせていただきます。
ご覧のように、専用の階段と入口が設けられていますね。
室内は約19.5坪。業種は軽飲食・物販・事務所が可能で、以前はカフェが入っていた区画です。なお、美容室は水量だか水圧だかの問題でNGとのこと。
何より惹きつけられるのは、この天井高。10尺の脚立(約3m)を置いてもこの余裕なので、ざっと4.5mはあろうかと予想されます。
上階のロフトは、人が立てる高さあり。例えば、ここに2〜4席ほどのデスクを設置して、下階ではショウルーム兼店舗を営むなんてこともハマるでしょう。
以上、登録有形文化財に指定されたヴィンテージビルで事務所や店舗を構えるチャンスをご紹介しました。1F路面は限定1室です。
非常にサクッとしたご紹介でしたが、とにかくこの開放感が伝われば幸いです。(実際に見ると、写真の期待値をあっさり超えてきます。ぜひ肉眼に焼き付けてくださいませ。)
以上、渋井不動産でした。