堺のお店巡り その2
前回のおさらい:リサとぶらりする地元・堺のグルメと家具のお店【前編】
お待たせしました、堺ぶらり後半です。早くシャッターを切れと言わんばかりに、すでにリサが画になる状態でスタンバイしているので、前回のなんやかんやは上記記事をご参照ください。
④BATON
浜寺公園前にこの春オープンした『BATON coffee & pastries』は、堀江のコーヒーショップ「GRANKNOT COFFEE」の姉妹店。自家焙煎コーヒーとオリジナルの焼き菓子を販売する、テイクアウト専門店です。
約13坪の店内は、既製品がほとんど存在しないオリジナルな空間。イチからつくりあげた内装はもちろん、特大パブミラーやカウンターボード、トイレの扉にいたるまで、全て特注品があしらわれています。
店内には厳選した素材でつくられた焼き菓子や、オンラインストアでも販売されているコーヒー豆などが並んでいました。
きび砂糖のシュガードーナツに、平飼い有精卵の卵黄とバニラビーンズで風味付けしたカスタードクリーム。生クリームと混ぜ合わせることで軽い口当たりに仕上げられたカスタードクリームは、ふわふわのドーナツと相性ばっちり。
「コーヒーではないんや」というツッコミは一旦置いておいて、皆さまもぜひご賞味くださいませ。
BATON coffee & pastries
【住所】大阪府堺市西区浜寺公園町2丁202 1F
【営業時間】11:00-17:00
【定休日】月・火曜日
【Instagram】https://www.instagram.com/baton_coffee_and_pastries/
【オンラインストア】https://www.granknotcoffee.com/collections/online-store
番外編:浜寺公園駅 駅舎
BATONの裏手にある浜寺公園駅は、平成10年に国の登録有形文化財に登録された木造洋風建築物。東京駅や大阪市中央公会堂、日本銀行などを手がけた辰野金吾率いる設計事務所の設計で、明治40年(1907年)に建築されました。
屋根の正面に見えるドーマー窓(屋根窓)や柱の骨組みを外部に現し、装飾模様として活かしたハーフティンバー様式や、とっくり型の玄関柱が特徴である。
浜寺駅駅舎の看板より
明治建築では数少ない現役(なんなら私鉄最古)の駅舎でしたが、南海本線の高架化により、2016年に109年の歴史に幕を下ろします。しかし、新駅舎前での保存が決まったため、現在は絶賛工事中です。
工事期間中、旧駅舎は「曳家(ひきや)」という工法で、解体せず現状のまま仮の場所に移動・保存されるとか。新駅舎の供用開始は2028年3月予定のため、それまで旧駅舎は暫定的にカフェやギャラリー、イベントホームとして活用されております。
曳家とは、建物をそのままの姿で傷つけずに移動する技術のこと。 家やビル、城などの建築物、樹木などの重量物をそのままの状態で移動する建築工法。 道路拡張や土地区画整理で別の場所へ移動する際に利用される。
吾妻組 曳家・曳屋の仕事より
⑤藤谷商店
最後にご紹介するのは、築130年以上の古い町家が並ぶ中にある『藤谷商店』です。お店の外観だけでも、早く中を見せてくれ、などと気持ちが急いてしまうほど好奇心が刺激される佇まいをしています。
店内にはヴィンテージのインテリア、アートや本などが所狭しと陳列されており、目移りを抑えることに難儀するでしょう。
少し背伸びすれば手が届く家具もあれば、値札が無くてかしこまってしまうような家具もあったり、絶妙な塩梅でセレクトされた品々を見ると、全国から訪れる人々がいることも納得です。
奥にも大きなソファや1点物のチェアが並んでおり、一声掛けると見せていただけました。(かしこまり過ぎて写真を撮り忘れました。実際に足を運んでご覧くださいませ。)
「お気に入りの家具を迎える」ことで生活の何かが変わるような感覚を知っているあなたなら、何から何までときめいてしまう空間です。
藤谷商店
【住所】大阪府堺市堺区桜之町東1丁1−13
【営業時間】13:00-19:00※平日はアポイントメント制
【Facebook】https://m.facebook.com/pages/%E8%97%A4%E8%B0%B7%E5%95%86%E5%BA%97/604523119636278?locale=ja_JP
これにて、リサの堺プレゼンは終了。少しでも興味が湧いたならば、次のお休みは堺市へお出かけしてみてはいかがでしょうか。
今回は甘いものが多めだったものの、美味しいご飯屋さんやおすすめのアクセサリー屋さんなど、リサは様々な情報をもっています。新規開業や増店でエリアが絞りきれていない方、転居先を探されている方などもお気軽にご相談くださいませ。
お問い合わせは、渋井不動産まで。