ここは、鶴橋駅前。JR線・近鉄線・千日前線の3路線が乗り入れる駅で、乗降車数は各路線の中でも上位に食い込みます。
周辺には鶴橋商店街をはじめとしたコリアンタウンがひろがり、焼肉店や韓国料理店、鶴橋鮮魚卸売市場など、大阪においては黒門市場と並んで食の宝庫といえる街です。
参照:鶴橋商店街HP
ちなみに、駅周辺のイメージに焼肉が定着していることから、JR大阪環状線の発車メロディには「ヨーデル食べ放題」が使用されているとか。
また、JRや近鉄の自動放送では「つるはし」と「る」にアクセントが置かれていますが、Osaka Metroの自動放送では「つるはし」と「つ」にアクセントを置いた発音になっている、なんてのも鶴橋駅トリビアです。
『鶴橋駅』徒歩6分
というわけで、本日ご紹介するのは『鶴橋駅』徒歩6分の事務所兼倉庫。一見するといたって普通の民家なのですが、募集は事業用契約のみでやらしてもろてます。
ちなみに、先ほどの駅前から徒歩6分では想像がつかないほど生粋の住宅街なので、来店が多い業種や大きな音の出る業種もNG。もちろん、事業用契約なので住居設備の保証は一切ございません。
しかしながら、それでも紹介に踏み切ったのは、約100㎡もの広さに圧倒的手頃な賃料というプライスがあってこそ。そして、言うても鶴橋という都心部ではなかなかお目にかかれない面白みが詰まった物件だからです。
ではまず、玄関左手にある倉庫から見ていきましょう。といっても、写真で見る情報以上に言及すべき点はないのかもしれません。
強いて言うならば、基本的に当物件は現状貸しなので、両サイドにある棚などが撤去されることはないでしょう。中もまあまあ荒れかけた状態ですが、賃料を考えると親指立てて許せるほどのモンではあります。
100㎡の中身をどうぞ
ではさっそく、室内はLDKからご覧ください。思ったより綺麗だな、と思ったあなたは、傾きかけた換気扇カバーにお気づきでしょうか。
和室奥には、100点のビジュアルを叩き出す縁側を。ここで麦茶を飲みながら従業員の労をねぎらう、なんて光景が生まれるのでしょうか。「粋」というほかに、ぴったりな言葉が見つかりません。
揃ってることは、揃ってる
では、皆さまが戦々恐々としている水回りを見ていきます。繰り返しになりますが、基本的に現状貸しで設備保証はありません。
なお、前情報として洗面台はしっかり独立タイプです。
こちら浴室。「さっきまで人が入っていました」と言われても違和感のない生活感を醸し出しているものの、給湯設備はもう何年も使用していないため、そもそも湯が出るかどうかも怪しいとのこと。
トイレは何気にウォシュレット付き。卓上カレンダーのような壁付けリモコンは、果たして正確な指示を送れるのでしょうか。
2階あります
外観でお気づきだったかもしれませんが、実は2階建てだった当物件。上階は洋室②と和室②の2部屋で構成されています。
和室はふすま・タタミともに荒れ模様。西からくる低気圧が発達した雨雲に変わったくらいの荒れ方です。いっそ、ふすまを取っ払ってフローリングにしてしまうのもアリかも。
洋室②は和室とバルコニーをつなげる役割のようなスペース。ジャパニーズルーム横に突拍子もなく現れたレンガ調のクロスは、当物件の世界観を突如として迷子に陥れました。
そしてラストに、南向きのバルコニーは日当たりも十分。夏場に汗をかいて着替えた従業員たちのTシャツも、軽く洗って干しておけば、お日様の匂いがするTシャツで帰ることができます。
いかがでしたか。各線『鶴橋駅』より徒歩6分の住宅街に、倉庫付きの事務所古民家が登場しました。
留意点をおさらいすると、現状貸し・住居契約NG・飲食店不可。来店が多い業種、音の出る業種も相談できません。そして何より、定期借家5年という縛りもあるのですが、そのぶん賃料は破格で設定しております。
「なにかできそう」そんな理由でもいいんです。少しでも気になる方は、ぜひお問い合わせを。
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