続・古民家シリーズ
『転生に等しい築80年の古民家再生プロジェクト、御堂筋沿線より。』の記事が思いのほか多くの問い合わせをいただいたことに味を占め、本日も古民家を求めて南海『住ノ江駅』にやってきました。
「せやけど前回は天下の御堂筋沿線やんか」なんて心の中のオバちゃんが心配する通り、今回は難波まで約10分という1点勝負。できれば関空までほぼ直通という点もねじ込ませていただけると、なんとか戦えるでしょうか。
というわけで、ご紹介するのは『住ノ江駅』徒歩5分の古民家。約100㎡のハコは築年数不詳ですが、中はしっかり綺麗というハイブリッドタイプでございます。
趣たれ流しの2階建て長屋
そうこうしていると、さっそくお目当ての長屋が見えてきました。ずらりと並んだ木造住戸たちは、もはや趣の暴力。私たちは今、具現化した「いとをかし」を目の当たりにしています。
お部屋は住戸に挟まれた真ん中の区画。ちょうどカロリーメイトのような石柱が立っているあたりですね。お隣の木々がエグい生命力を発揮しているものの、こちらにだけは侵入させまいという配慮も伝わってきます。
玄関を開けると、江戸時代でしか見たことのない引き戸がお出迎え。間口は全開にしてもやや狭めで、ピッコロ様のような攻撃的な肩をしている方は、(物理的に)この家の敷居をまたぐことは出来ません。
生活スペース+α
18帖LDKのうちキッチンは4帖ほどで、玄関から死角の位置にスタンバイ。
1Fは写真で間取りをお伝えするのが少し難しいため、詳細は後の図面でご確認くださいませ。参考までに、右手奥は先の4帖キッチンへ、手前が玄関へと続きます。
そして、この画角に収まりきっている空間が14帖のリビング・ダイニング。
室内全体に言えるのは、和の空気感を壊すことなく、いい具合にリフォームが行き届いているということです。
上階、和 or 洋
上階は6帖の和室と洋室。階段を上ると両隣にふすまが並ぶ廊下が続き、「忍者が潜んでいないだろうか」などと、戦国武将のような危機察知能力がはたらきます。
では、忍者がいないことが確認できたのでおさらいに移ります。『住ノ江駅』徒歩5分より登場した築年数不詳の古民家は、およそ100㎡の木造2階建て長屋。
なにより驚くべきはその諸費用で、月額8.8万円(保証金1ヶ月)にて募集中でございます。大事なことなのでもう一度言うと、約100㎡の庭付き2LDKが、です。
最後にダメ押しの情報をお伝えすると、壁は防音仕様に工事済み。木造特有の遮音性もしっかり対策されています。
とにかくこの希少な古民家を実際に見てみませんか。お問い合わせは、渋井不動産まで。