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エレベーターにて

ラポール京町堀

1月某日、晴れ。「建具立て掛けたかった京町堀の2DK、敷礼ゼロ月額7.2万円。」のエレベーターに乗ると、地上から上の階には全て”M”がついていた。

以前ならば、「ウルトラマンの故郷に似た響きだな」なんてぼんやりとボタンを押していただろうが、彼の故郷はM78星雲だ。実家の母が”SEKAI NO OWARI”を”この世の果て”と認識していたことに匹敵する、ざっくりとした知識レベルである。

しかしこの仕事をしている今なら、「階と階の”あいだ”なのだな」と分かったうえでボタンを押せる。いわゆる「中二階」と呼ばれるのがソレで、階段をあがると2階にたどり着くような構造を指す。

では、肝心の「M」は何なのだろう。ミディアムなのかミドルなのか、思いつく限りの”マ行”で始まるそれっぽい言葉を思い浮かべてみた。

Wikipediaによると、答えは「メザニン」であった。なんだその色素沈着しそうな響き。思っていたのとだいぶ違う。

実は金融業界でも使用される用語らしく、ハイリスク・ハイリターンとローリスク・ローリターンの中間であるミドルリスク・ミドルリターンをねらう投資形態を意味するそう。全くピンとこない。

どちらにしても馴染みはなく、私が思いつくマ行の言葉が無事にアップデートされた。恐らく今後は”色素沈着しそうな響き”を軸に思い出すだろうが、知識は一朝一夕では身につかないものなのでご容赦願いたい。

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  • おまつの取材日記/京町堀編

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