「放出」って読める?
あなたは、「放出」という地名をご存知ですか。もちろん”ほうしゅつ”と読むわけではなく、ダム的な要素もございません。
難解地名の王道とも言えるこの地名は、大阪にお住まいの方なら難なく読めるでしょう。難解ってなんと読むんかい?などと色んな意味でつまづいている方は、ひとまず小学生の漢字ドリルからやり直していただければ幸いです。
さて、話を本題に戻すと、恐らくあなたは放出のことを「読み方は知ってるけど、どんなところかは知らない」なんて思っていませんか。他ならぬ私もそう思っている一人で、今回は皆さまと同じ知識量でこの物件紹介を見切り発車しました。
ご存知のように読み方は「はなてん」。まだ2コマ目に突入して間もないものの、”はなてん”が幾度となく”花店”と変換されるため、心が折れかけています。
ご紹介するのは、そんな『放出駅』から徒歩7分の2K。やや歩きはしますが『深江橋駅』も徒歩10分ほどで、2駅3路線のアクセス。京橋や本町駅までも電車1本なので、通勤も休日も交通至便な立地です。
この辺りに詳しい弊社スタッフS氏によると、「JRおおさか東線が開通して新大阪まで直通(2019年3月 放出−新大阪間開通)になり、人口が増えた印象。ファミリー層も多い」とのことでした。
肝心の物件所在地は城東区諏訪。放出駅の南側にあたります。
「街にはなにがある?」とS氏に問いかけてみると、その表情はみるみる厳しいものに変わり、やや考え込んでから絞り出すように「家・・・ですかね・・・?」と答えました。マジでガチの住宅街のようです。
なお、スーパーやコンビニ、チェーン店などは揃っており、都会と下町のハーフ感はちょうどよい住心地とのこと。地図を見る限り、その利便性は一目瞭然で、渋井不動産にも度々登場している「Talo Coffee」がいかに貴重な存在かもお分かりいただけるかと思います。
過去記事:今絶賛大流行中の「あんバターサンド」、火付け役のTalo Coffeeにお邪魔してきました。
6万円台のお手頃2K
では、満を持してお部屋にまいりましょう。
こちらは築32年の鉄骨造6階建てマンション。オートロックやエレベーター、宅配ボックスまでしっかり完備され、多少の古さは共用設備がしっかり巻き返しております。
お部屋は37㎡の2K。「とにかく市内で安くて広くて設備が小綺麗なところに住みたい」と願う、あなたのための一室です。
玄関から続くコーナーを曲がると、幾つかの扉が並ぶ廊下が現れました。左手には水回りがスタンバイし、正面はキッチン、右手に2つの洋室。
知ってるようで、知らない「2K」という間取りも、こうして見ると、洋室とキッチンがそれぞれ別個になっていることが一目瞭然でしょう。
トイレはうっすい肌色。ストッキングなら”ピュアベージュ”くらいのトーンですね。下着・ルームウェアなどを扱う大手「tutu anna」によると、色白の方や肌のトーンを明るくしたい方にぴったりの色味だそうです。ご参考までに。
ウォシュレットもしっかりついて、この賃料帯では申し分ないスペックでしょう。
洗面台は思いのほか高年式。ワイドが広いのか、格納されているスペースが狭いのかは別として、蛇口が伸びるシャンドレタイプであることに違いありません。
ナチュラルベージュに照らされた浴室は、実際に見ると写真ほど黄色みがかっていないのでご心配なく。
ゆったり過ごす8帖洋室
洋室は8帖と4.5帖の2部屋。写真は8帖の洋室です。収納は奥の押入れのみになるため、別途ハンガーラックなどを追加すると収まりきるでしょうか。
ゆったりとしたサイズ感は、主にリビング使いにどうぞ。寝室は別に確保できるため、ソファやテーブルなど、大きめの家具もある程度ここに置けそうですね。
しかしながら、エアコンはこの部屋にのみ設置可能。夏場は「いっそワンルームにしてほしかった」などと心が叫ぶことが予想されます。扇風機をご用意ください。
8帖洋室にはバルコニーが付随。堂々の南向きなのですが、あいにくの天気で日当たりは未知数。ひらけ気味の眺望を考慮すると、天気さえ良ければ日当たりは期待できるでしょう。
ちなみに、洗濯機はこのバルコニーに置いていただくタイプです。
火力強めのキッチン
キッチンは3帖ほど。食器や調理器具は上下の棚に収め、シンク横には冷蔵庫、そのうえにレンジを置くところまで見えました。
近ごろは冷蔵庫ラックならぬ棚も充実していますから、レンジに加え炊飯器やトースターも配置可能。限られたスペースを上手く利用することで、コンパクトなスペースでもスッキリお使いいただけます。
なお、キッチン上の限られた調理スペースですが、
火力強めです。
まさかのダブルコンロでやらしてもろてます。片側を撤去も可能ですし、両方とも撤去することも可能。必要に応じてアイデンティティをご調整ください。
では最後に、キッチンと隣接する洋室を見てみましょう。
ほぼ屋外の4.5帖洋室
こちらはベッド1台分の4.5帖洋室。小学校5年生が面積を求めがちな台形をしています。(上底+下底)×高さ÷2。
縦に長めですので、サイズはタイトでも寝室としてはこの上ないカタチでしょう。強いて気になるポイントを挙げるとするなら、
開放感が過ぎる。
なんならほぼ屋外ですし、2階という所在階がより開放感に拍車をかけます。これほどまでに大きな採光面はなかなか無く、日中は照明の存在意義が問われるほどの明るさ。長所と短所って紙一重なんだな、ということが目で見て分かる良い例です。
夏場は灼熱と化しますので、サーキュレーターは風量強めのものを導入しましょう。ちなみに、8帖洋室とは開き戸で繋がっています。
いかがでしたか。知ってるけど、知らない「放出」が、ほどよく住みよい街だと伝わりましたでしょうか。
JR片町線・おおさか東線『放出駅』徒歩7分、大阪メトロ中央線『深江橋駅』徒歩10分のアクセスで、京橋・本町・新大阪までも電車1本。都会と下町がちょうど合わさった絶妙な街並みは、利便性も上々でしょう。
諸費用は、礼金10万円の月額6.3万円。
この賃料帯でオートロックや宅配ボックスなどが揃い、室内の設備も申し分ない機能性です。「市内で安くて広くて設備が小綺麗なところに住みたい」ならば、ぜひともこの一室をお見逃し無く。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎京橋・本町・新大阪まで電車1本
◎広さと設備に対し手頃な賃料
◎火力強めのキッチン
【気になった点】
△室外洗濯機置場
△良くも悪くも開放的な4.5帖洋室