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BLALYS
XL

郊外型超名建築

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夜のBLALYS

大阪府豊中市清風荘一丁目にある郊外型超デザイナーズ「BLALYS

初見ではフワッとした読み方しかせざるを得ない建物名も、ひと目で心を奪われる意匠の前では小さなことのように思えます。ちなみに「ブラリス」です。

渋井でも過去に何度か取り上げたことがある物件なので、印象に残っている方もいらっしゃるでしょう。市内でも揺るがない存在感を発揮する意匠かと思われますが、郊外だからこそ際立つ異質な存在感と「この場所でしか住めない物件」という希少性があるのです。

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昼のBLALYS

その仰々しさはエントランスから健在で、夜になると青く光る照明が建物全体を浮かび上がらせます。

設計は「菅匡史」氏。同じ北摂エリアの郊外型超デザイナーズ「BOSCO」も手掛けた建築家です。

菅匡史建築研究所によって生み出されたデザイナーズマンションや邸宅は、そのどれもが特徴的な形や仕掛けがなされており、このBLALYSも例外ではありません。

菅匡史建築研究所

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音と光の中庭、五感震わす要塞

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オートロックを抜けた先には、水の音に満たされた中庭が出現。2.8mもの高さから流れ落ちる水は、ぐるりと囲まれた新緑に見守られているようでした。

回廊から差し込む日差しが加わると、音と光の幻想的な空間が完成。「色や光の入り方」「」「」「原風景」など、菅匡史建築研究所が空間づくりのヒントとするポイントが随所に散りばめられています。

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池で泳ぐ金魚も彩りを添える意匠のひとつ
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全ては五感を震わし、感動を与え、愛されるものですが、絶対の存在しないものです。その中に潜んだ普遍性を追求していきたいと考えます。(原文ママ)

https://housenote.jp/user_suga

菅匡史建築研究所が空間づくりのヒントとするものは、「カタチのないもの」たちです。非常に抽象的な表現かもしれませんが、少なくとも、BLALYSの空間は確実にわたしたちの琴線に触れることでしょう。

共用廊下からの景色も、その確信を後押しする光景がひろがります。外壁と同じく幾何学模様の回廊は、頼もしい要塞のような厳格さを持ち合わせていました。

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視界を混乱させる共用廊下

3階・角部屋

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さて、ようやくお部屋に到着です。序章が長かったですね。これほどまでの意匠ですもの、池を見ているあたりからこれは部屋に入るまで長そうだな、と勝手に腹を括っていましたよ。

本題のドアの向こう側は51㎡のワンルーム。ということは、そうなのです。皆さまお察しの通り、

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25帖のビッグワンルームなのです。この写真1枚で、部屋の70%があらわになっています。

床には60cm角の大判タイルを使用。天井一面はコンクリートの躯体がむき出し。

しかしながら、大きな窓から見える外の看板は気になるところ。せっかくの自然光を上手く取り入れたいのであれば、目隠しをしながら調光もとれるブラインドをお勧めします。空間がグッと引き締まる無垢材のブラインドなんてどうでしょう。

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折戸の中には収納とキッチン、冷蔵庫置場を配置。戸と一緒に生活感もしまい込んでおけるパターンです。

クローゼットは右手にあるモノのほか、次の写真にももうひとつ出てきます。どちらも可動式なので、間仕切りや目隠しにもどうぞ。

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水回りはショーケースのよう。人が最も無防備になる瞬間を、あますことなくオープンにしてみました。

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異なる2種類のタイルで構成された水回りは、猫脚のバスタブに視線を奪われます。

見た目だけでなく、「掃除しやすいお風呂が良い」という理由で、猫脚バスタブの物件を選ぶ方も案外少なくありません。

機能面では浴室暖房乾燥機を搭載。トイレももちろんウォシュレット付きです。

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バルコニーへ続く小上がりには薄っすらと日差しが届く
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いかがでしたか。ふたつとない郊外型超デザイナーズは、ぜひともあなたの五感で対峙していただきたい物件でございます。

アクセスは阪急宝塚線・大阪モノレール『蛍池駅』徒歩10分梅田や中津は直通、20分もかかりません

諸費用は礼金23万円、月額10.7万円。建築物の完成度・部屋の広さを鑑みると、市内ではとても叶わない賃料帯でしょう。ファン待望の名作物件、空室は争奪戦です。

お問い合わせは、渋井不動産までお早めに。

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【良かった点】
◎ふたつとない名作建築
◎音と光、緑豊かな中庭
◎25帖のビッグワンルーム
◎意匠・広さに対し手頃な賃料

【気になった点】
△窓の外の看板

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