阿波座のバスルーム
突然ですが、皆さんが物件を選ぶ基準はなんですか。立地ですか、賃料ですか、それとも内装ですか。
本日は、「デカイ風呂を求める」という方に向けた単身用ワンルームをご紹介します。カラスも黙る行水の方はこの時点で”戻る”ボタンを押しかけているでしょうが、風呂好きからするとこれ以上に価値のあるお部屋はありません。
バスルームが主役の部屋ってバスルーム・ルームなんですかね、なんて余計なこと考える前に、さっそく風呂からご覧いただきましょう。
大事なことなのでもう一度言いますが、お部屋は34㎡のワンルームです。正確に言うと、バスルーム・ワンルーム。ヘルター・スケルターみたいなノリについてきていますか。振り落とされてないでしょうか。
紛うことなき単身用のワンルームに、備わっている風呂がこれ。いったい何人で入る想定なの?ってくらい贅沢な広さが確保されています。
洗い場も広ければ、浴槽も広々。浴室乾燥がついているのも、目視でしっかり確認できますね。
さらには浴室テレビと、
ジェットバスまで完備。
これほどの設備を前にして「追い焚きはついていない」と言われるとにわかに信じ難いかもしれませんが、マジのマジなのでございます。
「長風呂のための浴室テレビじゃないんかい」というツッコミも甘んじて受けましょう。入居後、「追い焚きがついていればな・・・」なんて思う度にちょっと熱めのお湯を足す未来も見えます。
それでも憂鬱を吹っ飛ばすジェットバスは捨てがたいですし、1日の終りに泡風呂をブクブクすることを考えると居ても立っても居られません。追い焚き必須派の皆さまには「これは妥協じゃなくて許容だよ」って言ってあげたいです。
こんな方にお勧めです
その他の水回りも、決して手を抜かないクオリティ。お風呂の手前にある洗面台は、有り余るナルシシズムが反映された鏡張り。
この時点でこの部屋に住む方のイメージは、日々の筋肉チェックを欠かさない、風呂好きのマッチョ(単身)に絞られました。
力加減がバグりがちなマッチョですから、こんな小さめの洗面ボウルでは勢いよく出た水が受け止めきれない可能性があります。そーっと出しましょう。また、蛇口は伸びません。力不足ではなくそういう仕様です。
風呂ほどではありませんが、トイレもややゆとりのある広さ。ウォシュレットや換気窓、スクワットが出来るスペースも確保されています。
12帖ワンルーム
では、肝心の居室へまいりましょう。
居室は12帖のサイズ感で、入り口にIH2口のキッチンを配置。エアコンはビルトインされています。
部屋の奥には折り上げ天井。大きめの窓は東向きです。
そろそろ白状しておくと、この部屋にはバルコニーと収納がありません。百歩譲ってバルコニーは仕方ないとして、クローゼットはマストで欲しいところ。例えお洒落に興味が無いマッチョでも、タンクトップをしまう収納は欲しいはず。
12帖のワンルームにタンスやワードローブを置くと、実質の居室スペースは10帖ほどでしょうか。必要な収納の大きさを想定したうえでご内覧いただくと、より生活のイメージが湧きやすいかと思います。また、ベッド下などを活用すると、それなりに収納力も確保できるでしょう。
ちなみに、窓の外は木津川ビュー。バルコニーが無くとも、この抜け感のあるリバービューならば、十分に落とし所が見出だせる気がします。7階という高層階もその魅力を後押ししていますね。
中央大通りと中央線というダブル交通網も見えますので、やや走行音が聞こえることはご承知おきくださいませ。
今更ながら、所在地は西区川口一丁目。アクセスは千日前線・中央線『阿波座駅』徒歩8分。木津川を西へ渡り、倉庫や工場が多いエリアです。
決して利便性が良いとは言えないものの、近代建築が残る一角には渋い喫茶店なんかもあり、「案外悪くないかもな」なんて思える雰囲気が漂います。わたしは好きです。
詳細やエリアの歴史などは昨日掲載の「【速報】旧川口居留地の歴史的建築物、1階事務所が空きました。」で気合いを入れて書いたので、ぜひ冒頭だけでもご一読くださいませ。
最後になりましたが、諸費用は敷礼ゼロの月額8万円です。初期費用をうんと抑えてお待ちしております。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎強すぎる風呂
◎抜け感のあるリバービュー
◎敷礼ゼロ
【気になった点】
△収納・バルコニーなし
△中央大通・中央線の走行音