谷町六丁目エリア
本日は真夏の谷町六丁目から、ちょっとだけ変わったオフィスをご紹介します。
まずはこの谷町六丁目というエリアについてですが、「住む・商う」の両方の側面から人気のエリアです。その理由のひとつがこの「空堀商店街」で、市内中心部でありながら古民家の風合いを活かしたお店がたくさん並んでおります。どこかノスタルジックな店内の雰囲気はここに住んだときの想像を掻き立て、「憧れのエリア」として今もなお人々を誘っているというわけです。
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そんな空堀商店街より徒歩6分、エントランスからその魅力全開な当ビルは、ご存知の通り築50年を経過しております。確かに感じるレトロ感の正体は、扉の向こうのポストなのか、案内板なのか、扉そのものからなのか。
写真では階段しか写っておりませんが、ちゃんとエレベーターもありますのでご安心ください。
大きな窓
玄関扉を開けると至って普通の内装が広がっておりますが、視線の先の窓に少し違和感を感じます。窓が全開っぽくなっています。
全開なのでしょうか。全開だったらふとした瞬間に落ちてしまいそうで、仕事が手につきません。
いやですね、全開は。
嫌なことがあっても正面から向き合えばなんとかなると思いましたが、事態は何も変わっておりません。開いてるのかどうか不明。
しかし、いつまで経っても風を感じることが無いため、窓は閉まっているのでしょう。
ここまで来てやっと見えた正解は「開いてない」でした。そりゃそうですね。
窓の大きい面はFIXで、左右の小さいガラス面だけが少し開閉します。このFIX窓のサッシがちょうど床面ギリギリまで広がっているので、遠くから見ればあたかも開いているように見えたというわけですね。開いてなくて良かったです。
ちなみに、この物件のちょっと変わった点はここ一択。この窓の開放感のみで、以降は特段変わった点はございません。
ポテンシャル高め
窓側から室内を見るとキッチンが見えます。せっかく見えていますが、あのキッチンスペースはパーテーションで隠した方が良さそうです。
また、改装についてですが、現状回復前提であれば相談可。天井を抜けばコンクリートの躯体が現れ、約2.8mほどの高さになります。無機質な空間にあのちょっと風変わりな窓がアクセントとなり、他には無いあなただけのオフィスが完成します。
エントランスや窓がそうですが、「改装で触ることができない部分」に味がある物件です。言い換えれば躯体のポテンシャルは高めなので、あとは室内を化粧してあげれば内も外も完成します。
例えばこの写真は、旧渋井不動産のオフィス。天井と床をむき出しにした、全体的に無機質な空間でした。
無骨な雰囲気も魅力のひとつだったのですが、「旧オフィスの推しポイントは」と聞かれるとこの窓でしょう。なぜなら、このように躯体をむき出しにすることは工事で可能でも、窓の形はすでに決まっているので、それがそのまま物件の希少価値を高めるポイントになるからです。
ありのままの姿で勝負するしかないからこそ、窓は物件を決めるうえで大切な要素なのです。
洗面台とトイレも室内に完備。ここからでもトイレは意外と高年式であることが確認できるものの、洗面台はご覧の通り簡易的なもの。
オフィス利用でそこまで改装する必要も無いと思いますが、やや年季が出ている部分です。
旧渋井オフィスがそうであったように、谷六の開放感抜群のオフィスは改装すればオリジナリティの高い空間になるポテンシャルを秘めています。谷町六丁目駅まで徒歩2分、そこからちょっと歩けば空堀商店街のカルチャーも楽しむことができる立地です。
室内の改装についてもご相談を承っておりますので、「こんな感じの内装にしたい」というリクエストがございましたらお気軽にどうぞ。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎特徴的な窓
◎躯体が持つポテンシャル
◎人気の谷六エリア
【気になった点】
△共用部がやや暗め