有形文化財青山ビル
皆様は「青山ビル」をご存知でしょうか。大阪市中央区伏見町二丁目に建つ、築100年を超えるヴィンテージビルディング。青々とした大量の蔦(つた)に絡まれたその外観は、ビジネス街の中で威厳とも感じられる独特の雰囲気を纏っております。ちなみにこの蔦、実はあの甲子園球場から寄贈されたものという歴史的背景があるのです。
そして、隣接している「伏見ビル」も国登録有形文化財。伏見町のこの一角に来ると、少し背筋が伸びてしまいます。
豪華な装飾
建物内に入ると、まず建築の豪華さを感じます。それは建具や建材の素材感であったり、装飾の芸の細かさだったり、それらが放つ空気感であったり。
五感のいたるところから集約された普段感じることのないこの異質感こそ、歴史的名建築と称される所以なのだと私は思います。
室内は約10坪。以前はIT系のオフィスで、写真のイスなどは撤去予定です。
腰壁の装飾が、室内の雰囲気をグッと引き締めてくれているように見えます。3〜4人ほどのオフィスとしてもピッタリでしょうし、贅沢に個人オフィスとして利用するのもいいかもしれません。他のどんなビルに入るよりも、説得力が大いに増すことでしょう。
反対側からもどうぞ。
天井から吊り下げられている照明は残置物で、必要ならそのままお使いください。個人的には、ビルの雰囲気とマッチした良い照明だと感じました。
目線を窓に向けると、木々が顔を出します。中庭に面した部屋で、室内にいても季節の移り変わりがよく見える部屋です。
ちなみに、ビルの南側には少彦名神社(国登録有形文化財)があり、顔を出せば神社も少し見える位置。「薬の神として健康増進、交易の神として商売繁盛の神徳があるとされている。」とのことなので、入居の際は一度挨拶しておいたほうがいいかもしれません。
さて、国登録有形文化財の「青山ビル」に現在空室があります。数少ない入居できるチャンスなので、少しでも気になったならお見逃し無く。
堺筋線「北浜駅」まで徒歩1分、御堂筋線「淀屋橋駅」までも徒歩9分。アクセスも兼ね備えたヴィンテージビルディングはいかがでしょうか。
お問い合わせは、渋井不動産まで。
【良かった点】
◎経年でしか出せない味
◎他では見られない装飾
◎窓の外に緑が見える
【気になった点】
△階段3階