シャッター付ガレージ
近ごろお天気が続いているが、近いうちに雨が降るとの予報。雨と言えば気になるのが愛車の存在だ。青天井の駐車場に愛車を停めていれば、雨のたびに少々ブルーになったりしないだろうか。「いつかはガレージハウスに」という願いを渋井不動産は聞きつけ、やってきたのが城東区の戸建。
大開口のシャッターがあり、いかにもなガレージ付き戸建だが、本日はこちらをご紹介する。
ガレージは一旦あと回しにするとして、まずは室内を探索する。
シャッター横にあった小さな玄関口、そこから階段で2階へ上がっているところだが、どことなく雰囲気があり、隠れ家的なバーにでも向かっている気分になる。
ここが居住スペースへの入り口。
1ヶ月洗っていないジャイアント馬場のパンツのような、シックな赤い扉だ。それでは中へ入ってみよう。
こちらがダイニングで、キッチン部分も含めると広さは10帖。
グレーレンガの壁紙で、少々クセを出してきている。オーナーの何がここまでレンガを渇望したのか、白の無地じゃ駄目だったのかと疑問に思ってしまう。
ただキッチンはカウンター付きで渋かった。換気ダクトがコンロの真上でないところもミソ。
角度を変えてみるとスポットライトの多さに驚く。ライブ会場か。
テーマは「アンティーク」
キッチン横にもこれまた渋く造られた独立洗面台が。
壁の片面をウッドデッキにし、頭上からはアンティークなライトで照らされている。金色に輝く蛇口がアンティーク感をさらに加速させ、「この部屋はアンティークがテーマだったのか」とここで気付かされる。
オーナーは風呂にはこだわらないタイプ。
正方形の狭い浴槽なので、日常はほぼシャワーでの利用になるだろう。しかし、申し訳程度に蛇口部分だけは真新しくしている。これならもはや浴槽無しでシャワーだけのほうが良かった気もする。
続いて3階の部屋を見ていく。扉にはオーナーが気を利かせて号室まで表示させていた。
301は4.5帖の洋室。
ブラウンベースのシックな室内で、大きなクローゼットがある。いたって普通だ。
301があれば302号室もある。なぜかやたらテンションが高い。
扉に描かれた「BONNE JOURNEE」、はじめはイタリア語の「ボン・ジョルノ」と思っていたが、どうやら違うらしい。調べてみるとフランス語で「ボンヌ・ジュルネ」、『よい一日を』という意味の挨拶なのだとか。ちなみに「BON JOVI」も、その界隈では「Have a nice day」という意味になるらしい。
302は6帖の広さでボンヌ。
西向きで、それなりに明るい洋室だ。ただ、301のような大きなクローゼットがないため、部屋割りは慎重に。
さて、室内は以上でこれから最後のガレージ部分を見てみる。1階のこの大きなシャッターを開けてみると、
元クリーニング屋
クリーニング屋の亡霊が登場。
そう、実はこの1階部分は元クリーニング屋。ここをガレージとして利用することができるのだが、希望であれば事務所・店舗も可能。(業種は要相談)
クリーニング屋であればすぐ開業させてもらえると思う。
中はご覧の通りスケルトン。
「クリーニング」と描かれていたドアも撤去可能なので、戦車以外ならラクラク駐車できる。紹介した上階丸々の広さがあり、車やバイクをイジる趣味部屋としての活用もできそうだ。
クリーニング屋跡地をガレージとして利用できる戸建。
1〜3階コミコミで賃料は8.9万円。(店舗・事務所利用の場合は条件変更あり)軽であれば2台は停められるので、駐車すればするほどお得に利用することができる。「場所はどこでも良いから、広いガレージ求む」という方は、一見の価値ありだ。
それではみなさん、ボンヌ・ジュルネ。お問い合わせは、渋井不動産まで。
※2回目の募集となりますので、現状と異なる場合がございます。
【良かった点】
◎憧れのシャッター付きガレージハウス
◎清潔感のある各設備
◎事務所・店舗利用可能
【気になった点】
△癖のある内装
△ボンヌ・ジュルネ