深江橋と放出の狭間に住む
やってきたのは、城東区諏訪。写真の内環状線沿いには、よく晴れた青空に映える赤い看板のパチンコ屋を筆頭に、ファミレスやスーパー、コンビニなどひと通り揃っています。
位置でいうと、JR線『放出駅』と大阪メトロ中央線『深江橋駅』の狭間で、どちらも徒歩10分ほど。決して駅チカとは言えませんが、あの難読駅代表を身近に感じられるというオプションがついてきます。どうぞ、ご遠慮なさらず。
そして、深江橋駅から物件へ進むルート上には『talo coffee』がございます。渋井でも度々登場しているカフェです。
嘘みたいに分厚い厚焼き玉子サンドや、見事な山なりのあんバターサンドなど、食べ応えはもちろん味も絶品。オリジナルメニューを模したTシャツやステッカーなども販売されており、人気の高さが伺えますね。
物件は築30年の鉄骨造6階マンション。最上階3戸のうち完全独立部屋である当物件は、60㎡の1LDKです。
玄関扉を開けると、ほどよいレトロ感に包まれた土間がお出迎え。しかしこのドアを開けると、目の前の世界が一変する光景が広がっているのです。
ようこそ、仮面舞踏会へ。
住居と呼ぶにはあまりにクラシカルすぎる空間は、24帖と8帖のメゾネットタイプ。レトロな照明がぶら下がる天井は、4mを超えるでしょうか。
タキシードの紳士とドレスの淑女を集めれば、あとはもうShall We Dance?するのみ。少年隊なら、たちまちトゥナイヤイヤ開始。ティヤするのも時間の問題です。
南向きで抜群の日当たりです。
バルコニーは南向き。大きな窓からはありったけの採光が差し込み、室内を明るく照らします。
6階なのでそれほどナーバスになることはないかと思いますが、内環状線が近いため車の走行音はご承知おきください。また、洗濯機置場もバルコニーにあります。
各設備もクラシカルで統一。
水回りもクラシカルな装い。コンロ自主設置タイプのキッチンと同じく、トイレもえんじ色を基調としています。
こんなにクラシカルなのに、ウォシュレットが付いているという点も積極的に推したいポイントです。
バスルームは大理石を意識した形跡が感じられるデザイン。現地をご確認いただくと分かるのですが、結構細かい模様が刻まれています。
勘の良い方はお気付きでしょう。デザインに全振りしたため、追い焚きや浴室乾燥が無いということを。
しかしながら、洗面台はしっかりシャワータイプです。蛇口が伸びるという次元ではなく、シャワーが別添えされています。
ラストは上階へ進むのみ。
では、お待ちかねの階段へ。木製の手すりがクラシカルに拍車をかけていますね。レトロ好きな方にはまさにクリティカル。オ・モ・テ・ナ・シは滝川のクリステル。
先述の通り、こちらは8帖の居室スペース。平均的な成人男性くらいなら、問題なく立てるくらいの天高です。
なお、収納は上階にこぢんまりとした物入れがあるのみ。ですので、実質ここは物置きとなるでしょうか。エアコンは上階にも備わっているため、寝室や衣装スペースにも利用できます。
では、おさらい。城東区諏訪から登場した60㎡の1LDKは、大阪メトロ中央線『深江橋駅』、JR各線『放出駅』徒歩10分ほど。アクセスは決して上々とは言えませんが、飲食店やスーパー、公園も近く、利便は十分と言えるでしょう。
諸費用は、礼金10万円の月額8.3万円。
二人暮らしはもちろん、一人暮らしでも手が届く賃料帯でございます。安広が叶うレトロメゾネットをお見逃しなく。お問い合わせは渋井不動産まで、お早めに。
【良かった点】
◎絶妙なレトロ感のメゾネット
◎広さに対してお手頃すぎる賃料
◎最上階独立部屋
【気になった点】
△室外洗濯機置場、内環状線の走行音
△収納力不足