上本町のクセ強リノベ
やってきたのは、天王寺区上本町。近鉄線『大阪上本町駅』と大阪メトロ谷町線・千日前線『谷町九丁目駅』の北側に位置するエリアだ。
天王寺区といえど、犬も歩けばすぐさま中央区に突入すると言っても過言ではない。もしも天王寺卍會と中央卍會があれば縄張り争いは必至、何らかのリベンジャーズが始まりそうな区の境目である。
もちろん縄張り争いなんて無縁の落ち着いた住環境なのでご安心いただきたい。なんならファミリー層に人気の文教地区なのだ。
しかし今日はギラつきたい気分なので、紹介する部屋もギラギラ行くぜ。夜露死苦。
マンションは築34年のSRC造。修繕改修されたエントランスにはオートロックが完備され、エレベーター前の共用部は予想の3倍ギラついていた。もれなく割愛しちゃったが。
2階角部屋の玄関扉を開けると、靴を脱ぐべきか躊躇する室内が現れた。ガラスブロック越しのギラギラが透けて見える。
醸し出せるか、生活感。
玄関から続くフロアタイルは居室全面に敷かれている。むしろ居室なのか、ここは。生活するのか、ここで。それほどまでに生活感とは無縁の空間である。
間接照明が間接的ではない輝きを放つLDKは10.5帖。奥の洋室とは引き戸で間仕切りが可能だ。
こちらが6帖の洋室。壁際に備え付けられたラックには、テレビやPCを置くだろうか。ミラー部分はそのままドレッサーにしてもいい。
左手にはウォークインクローゼットも備わり、収納スペースもしっかり確保。
愛犬、上手く馴染めるか問題。
ちなみに当物件はペットの飼育が可能だ。黒いドーベルマンくらい住まわせないと割に合わないギラギラ感はあるが、飼育できるのは小型犬のみである。
では続いて各設備の紹介へ移るのだが、右手のあるポイントにご注目いただきたい。
洗面の入り口、光ってる問題。
パウダールームの入り口では、光る床という尖ったデザイン性を見せつけられる。洗面台も洗面台で割と気になるデザインではあるが、床が光るという一点に全てを持っていかれた。
風呂、大事なモノすっ飛ばしてる問題。
浴室の設備も一点集中型。浴室乾燥や追い焚きをすっ飛ばして浴室テレビのみ備えるという優先順位は、もはや清々しいレベル。
トイレは安心のウォシュレット付き。ネイビーの収納棚もあり文句のつけようがない。
一方、キッチンはエレガンスな装い。当物件で唯一、生活感が感じられる場所だ。ガスコンロが据え置きなのも親しみ深い。
では、おさらい。天王寺区上本町から登場した46㎡の1LDKは、近鉄『大阪上本町駅』・谷町線・千日前線『谷町九丁目駅』徒歩3分。利便性が高く、日々の生活に困らない立地だ。
諸費用は、敷金5万円・礼金20万円の月額10.5万円。
小型犬と住むデザインリノベは、二度と出会えないギラつきよう。ひとクセもふたクセもある部屋がお好みの方は、ぜひご内覧を。お問い合わせは渋井不動産まで。
【良かった点】
◎徒歩3分に2駅3路線のアクセス
◎他にはないデザインリノベ
◎小型犬飼育可
【気になった点】
△ギラつきが過ぎる