中津で始める二人暮らし
大阪メトロ御堂筋線『中津駅』徒歩2分、JRの高架が見えるこの周辺が今回の舞台。駅チカなうえに大淀警察署も近いため、夜遅くに帰る際もなにかと安心である。
平和の象徴とも言われているハトがこんなにものんびり佇んでいるのだから、恐らくここは平和なのだろう。ファミリー層はもちろんのこと、学生たちの姿も多く見受けられるのは、近辺に専門学校が点在しているからだ。
高架を渡れば阪急『中津駅』も徒歩5分ほどで、神戸や京都までのアクセスも便利な立地。飲食店やヘアサロン、クリニックなどは全てご近所に揃っている。
こちらは手打ちそばの店「COVOJEAN(コボジャン)」。どう見てもパスタを打っているとしか思えない外観である。
しかしながら、こだわりの手打ちそばは、昼と夜で異なる産地のそば粉を石臼挽きした自慢の逸品。味の評判もいい。
ジャズが流れる店内ではテラス席も設けられ、ベルギーリネンのクロスやタオル、アクセサリーなども販売しているそうだ。ついついカルボナーラと口走ってしまわぬよう注意してほしい。
※COVOJEANのInstagram/COVOJEANのHP
我こそは足腰が強いという方へ
物件は築40年超えの鉄骨造5階建てで、目的の最上階までは階段5階。この部屋に住むには、足腰の強さと健常な膝の軟骨が求められる。
光の三原色をあしらった共用部は至ってレトロ。では、肝心の室内はどうだろう。
築年数を打ち消すリノベーション
玄関ドアを開けると、築浅と見紛うほどの空間が現れた。生まれ変わったのは内装だけでなく、玄関土間にシューズインクローゼットが設けられるなど、使い勝手の良い間取りもリノベーションの賜物だ。
ギャップが残る水回り
トイレもご覧の通り、内装・機能ともに真新しい仕上がり。壁紙なんて、チャーリー・ブラウンが喜びそうな模様をしている。
うってかわって、風呂はレトロ以外のなにものでもない。トイレが令和なら、浴室は昭和くらいのギャップだ。辛うじてサーモンピンクという響きだけが平成を感じさせる。
しかしながら、浴室乾燥や追い焚きといった機能はバッチリ搭載済。洗面台もボウル深めのシャンドレタイプでなんら抜かりはない。
ナチュラルテイストの18帖ワンルーム
部屋のメインである18帖のビッグワンルームに入ると、ガス3口に魚焼きグリルのついたキッチンが出迎えてくれた。
内装は、どんな家具もすんなりと馴染むナチュラルテイスト。あとは無印良品の家具や家電を置き、MとUとJとIのオブジェを置くだけ。
隅っこから見ると、18帖という広さが感じられるだろうか。リビングがL字型になっているおかげで、配置を工夫すると入り口からベッドが見えることもない。
唯一の収納はウォークインクローゼットなので、二人分の荷物もなんとか収まるかと思う。
先手を打たれたバルコニー
ちなみに当物件のウィークポイントがこちら。
線路の二重奏である。
スカイビル手前に架かる緑色の橋が阪急線、眼前に広がる線路は2031年までに延伸予定のJRなにわ筋線のもの。現状、電車が走行しているのは阪急線のみだが、目の前の線路は大型クレーンなどが乗り入れ絶賛工事中だ。
そんなこともあろうかと、
先手必勝の三重サッシ。
二重サッシなら幾度となく見てきたが、三重サッシはさすがに初めて。着々と延伸する線路に危機感を覚え、三つ目を新設したのだろう。どう見ても一つだけ毛色が違うもの。
とは言っても、現に走っている阪急電車の音が全く聞こえない訳ではない。こちらは内覧時に己の許容範囲とご相談を。
大阪メトロ御堂筋線『中津駅』徒歩2分のビッグワンルーム、いかがだっただろうか。梅田までも徒歩10分ほどなので、アクセスに重きを置く方は見逃せない一室だろう。諸費用は、
敷礼ゼロの月額9万円。
永遠の課題である「10万円以下の二人暮らし」を叶える一室が、満を持して登場した。初期費用をぐんと抑えられるうえにこの賃料なのだから、お試しで二人暮らしをお考えの方にもお勧めしたい。
お問い合わせは渋井不動産まで、お早めに。
【良かった点】
◎御堂筋線『中津駅』徒歩2分、梅田も徒歩圏内
◎最上階角部屋
◎18帖のビッグワンルーム
◎機能面も伴ったナチュラルリノベ
【気になった点】
△階段5階
△線路の二重奏(三重サッシ)