西区の深層部に住む
ここは西区のある一角。この場所に見覚えのある方は、恐らく、いや、かなり探究心のある方だろう。
「松島料理組合」と言えば聞こえはいいが、要するにここは元遊郭のあった場所である。現在は松島新地と名を変え、住宅街にひっそりと溶け込んだ隠れ歓楽街。その溶け込みようは、三日目のカレーのジャガイモ。もはやデンプン。
位置で言えば、写真左手へ進むとみなと通に出て、右手へ曲がると中央大通りがチラリする。要するに大通りに挟まれているということだ。
上記より、昔から大阪に住む人の中にはこの場所を敬遠する人も多い。今やごく小規模になったと言えど、どうしても歓楽街のイメージが抜けないためだ。
なので、今回ご紹介する物件は決して万人受けするような一室ではない。特に女性の一人暮らしともなれば、周辺環境は大なり小なり気にするだろう。
ポジティブな点を挙げるなら、徒歩5分の『九条駅』までこの中央大通りに沿って進むだけなので、夜でも街灯が明るく車通りが多い。生活動線を安心して歩けるというのは心強いものだ。
猫が飼えるデザイナーズ
ではなぜ当物件を紹介するに至ったか。それは、無垢床のデザイナーズマンションでペット飼育可能(犬or猫1匹)という希少条件が揃っているからだ。
2014年築のRC造と比較的新しい当マンションにはオートロックやエレベーター、宅配ボックスまでしっかり揃っている。
土間を上がると、北欧風のタイルが並ぶキッチンが現れた。スペックはIHの2口コンロと至ってシンプル。
令和の猫はチュールをくわえるのが主流なので、魚焼きグリルがなくとも問題はないだろう。NIKEでかけてく本気なサザエさんが見れる日も近い。
水回り
本日は電気が点かないため、水回りは薄暗いままの紹介でご堪忍を。
といっても、洗面台は先ほどのキッチン向かいに位置し、トイレやバスルームもそれぞれ独立。浴室乾燥機能もついて、使い勝手は申し分ない。
7.5帖洋室
では、いよいよお待ちかねの居室へ。
7.5帖の洋室は一面に無垢が敷かれたナチュラル仕様。天井は気持ち高いかな、というくらいなので、天高を期待していくと痛い目を見る。ボブサップと戦った曙くらい痛い目を見る。
バルコニーは可もなく不可もなく。3階という所在階のため、行き交う人々はそこそこ見える。
松島料理組合へ向かう知り合いを見かけても、知らんぷりをしてやるのが優しさだ。のれんの向こう側で鉢合わせた時のように。
室内に視線を戻すと、背の高い収納がこんにちは。シャツやコートだけでなく、厚みのある布団なども収めておくことができる。
クロスがビロンとなっているのは、リフォーム前のためお構いなく。ご入居する際には綺麗サッパリ仕上がっているに違いない。
では、おさらい。西区の深層部と言えるディープな場所から登場した23㎡の1Kは、大阪メトロ中央線・阪神なんば線『九条駅』徒歩5分ほど。
猫の飼育も叶う無垢床デザイナーズという希少条件を引っさげ、諸費用はなんと、
敷礼ゼロ月額6.7万円。
お手頃すぎるペット可ワンK、少しでも気になる方はぜひご内覧を。
※ペット飼育時は条件変更あり。詳細は渋井不動産まで。
【良かった点】
◎ペット飼育可の無垢床デザイナーズ
◎敷礼ゼロ&お手頃な賃料
【気になった点】
△周辺環境